Cantaloupe Island / ハービー・ハンコック【昼、コーヒー、音楽】

コーヒーと音楽

昼下がり、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?

※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。

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Cantaloupe Island(カンタロープ・アイランド) / ハービー・ハンコック

1964年レコーディング、同年リリース、『Empyrean Isles』に収録
ハービー・ハンコック(p)
フレディ・ハバード(cornet)
ロン・カーター(b)
トニー・ウィリアムス(ds)


『Cantaloupe Island』は、ハービー・ハンコックが1964年にリリースしたアルバム『Empyrean Isles』に収録された楽曲の一つです。この楽曲は、ハービー・ハンコックが割と若手の時期に作られた曲です。彼の代表曲の一つとして、スタンダード・ナンバーになっています。

この曲の魅力は、なんといってもシンプルでリズミカルなメロディです。そのシンプルさゆえに、自由に即興演奏を繰り広げる余地が生まれています。基本的には4分の4拍子で、繰り返されるブルース的なコード進行に基づいて展開されるので、とても聴きやすい曲になっています。

リズム・セクションは、マイルス・デイヴィスのバンドの同僚、トニー・ウィリアムスとロン・カーターです。そこにフレディ・ハバードが加わっています。フレディ・ハバードの楽器はトランペットではなく、コルネットなんですね。コルネットは見た目、トランペットをギュッと短くしたような楽器です。

フレディ・ハバードのソロが印象に残りますね。今回のメンバー構成では、アタック感のある楽器がコルネットだけなので、落ち着いた雰囲気の中でフレディ・ハバードの演奏が響き渡ります。

また、この曲は、1993年にヒップホップ・グループのUS3がサンプリングして、大ヒットしたそうなんです。それが『Cantaloop (Flip Fantasia)』という曲です。たしかに、聴いてみるとめっちゃかっこいいやん。

ところで、この曲が収録されているアルバムのタイトルは『Empyrean Isles(エンピリアン・アイルズ)』ですが、ギリシャ語が語源で、「火と光の世界」というような意味らしいです。

(P.N. ズワイガニ)

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