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スヌーピー(原題:ピーナッツ)がジャズである理由は?スヌーピーの豆知識と共にどうぞ!

趣味あれこれ

こんにちは、ズワイガニです。

 

早速ですが、世界中の人たちに愛されているスヌーピーですが、、、と、かくいう僕も大好きです。

アニメ版では子ども向けアニメなのに主題歌やBGMにジャズが使われていますよね。

なんでジャズが使われているか気になりませんか?

今まで気にしたことなかったけど、なんかめっちゃ気になってきた!

ということで、調べてみました!

 

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漫画版 スヌーピー(原題:ピーナッツ)

チャールズ・M・シュルツが生み出した人気漫画『ピーナッツ』

日本では本作に登場するビーグル犬である『スヌーピー』がタイトルとして付けられています。

せっかく僕の大好きなスヌーピーの話なので、まずは漫画版の話からさせてください!

1947年6月、『ピーナッツ』の前身である『リル・フォークス』が地方紙で週に1回の連載がスタート。

この連載は1コマ漫画だったので、サイトギャグのような形を取っていたのが特徴です。

この時からシュルツ独特の子ども向けでありながらも大人にも響くようなビターなテイストが感じられます。

※サイトギャグ:セリフよりも状況・シーンで笑わせるスタイル

 

並行してシュルツは全国紙『サタデー・イブニング・ポスト』に1コマ漫画を投稿し続け、ここで15点掲載されます。

さらに投稿を続けていると、配信会社『ユナイテッド・フューチャー・シンジゲート』の目に留まり、『サタデー・イブニング・ポスト』掲載のわずか3ヶ月後、1950年10月に『ピーナッツ』の連載が全国7紙で開始されます。

ちなみに『リル・フォークス』は1950年1月までの約2年半連載をしていました。

 

その後、連載の始まった『ピーナッツ』ですが、初期のころはチャーリー・ブラウンにヴァイオレットとパティという女の子が泥団子を作って食べさせようとしていたりと結構エグい意地悪をされていた模様。

しかも、1960年ごろまではみんなの知っているスヌーピーのキャラクターデザインではなかったんですね。なんなら1956年まではまだ耳が長くて4足歩行でした。

今のキャラデザに近づいたのは1963年ごろだと思います。この頃から妄想キャラとしても確立していきます。

それ以降もスヌーピーは進化していき、みんなの知っているスヌーピーとなっていくのでした。

また、シュルツはスポーツとクラシックを愛していたので、『ピーナッツ』には数多くそれらを題材とした話が登場します。(チャーリー・ブラウンの野球チームがメタクソ弱かったり、シュローダーがおもちゃのピアノを弾いていたりするのが有名ですね。)

もしかすると、シュルツのこういう精神がアニメ版でジャズが使われているきっかけになっているかもしれませんね!

 

アニメ版 スヌーピー(原題:ピーナッツ)

ここからようやくアニメ版の話に移りたいと思います!

 

1965年にパイロットフィルム版(タイトル:スヌーピーのメリークリスマス)が放映され、好評を得てアニメ化されることになったピーナッツ。

アニメ版の特徴は当記事のテーマである音楽だけではありません。

もう一つの特徴が声優です。当たり前ですが、現在でもほとんどのアニメがプロの声優または俳優を起用していますが、ピーナッツは全員6〜11歳までの子役や素人の子どもが声を当てています。

でもスヌーピーだけは大人が声優をしています。なぜでしょう?

スヌーピーは漫画だったら心の声を読者に聞かせることができるが、アニメ版では話さないので、どう演技させるかかなり悩んだそうです。

アニメーターで監督のメレンデスが声優を連れてくるが、シュルツは「いや、スヌーピーに言葉はいらない」と言って首を縦に振らなかったそうです。

結局、スヌーピーの声は、プロデューサーであるリー・メンデルソンが担当することになりました。

スヌーピーを一番理解している彼だからこそ、ただ吠えるだけではない、スヌーピーの心情を鳴き声に乗せることができたのかもしれませんね。

ちなみに、パイロットフィルム版であるクリスマス特番、『スヌーピーのメリークリスマス』は視聴率45%のバケモノ番組だったそうです。

そこから国民的アニメとなったピーナッツ。

果てはスヌーピーがアメリカ宇宙開発のマスコット的なキャラクターに就任します。

実際にアポロ10号の司令船は『チャーリー・ブラウン』、月着陸船は『スヌーピー』というコードネームだったそうですよ。

そしてなんと!月のクレーターの1つは『スヌーピー』という名前が付けられているらしいです。すげえ。

 

なぜスヌーピーはジャズなのか?

さあ、いよいよ本題です!

音楽を担当したのはヴィンス・ガラルディというジャズ・ピアニストでした。

きっかけはパイロットフィルム版の前年、1964年に放映された『ピーナッツ』のドキュメンタリー番組の音楽の依頼を受けたことにあります。

当時、プロデューサーのリー・メンデルソンは、ピーナッツの子ども向けでありながらも大人っぽい感じを表現したいシュルツの意向を音楽に取り入れたいと考えていました。

ある日たまたまラジオを聞いていると、子どものような軽快さのあるジャズが聞こえてきて、「ほれきた!」とひらめいたそうです。

子どものような軽快さのあるジャズがまさしく子ども向けでありながらも大人っぽい感じを表現していたのです。

そして、それを演奏していたのが、ヴィンス・ガラルディでした。

ジャズを子ども向けアニメに採用することは革新的でしたが受け入れられるかというリスクも大きいでしょう。

これを推し進めることができたのは、シュルツとメンデルソンがヴィンス・ガラルディの音楽に絶対的な信頼を持っていたからだといいます。。。ええ話や。

 

つまり、スヌーピーがジャズなのは、ざっくり言うと、

プロデューサーの超絶ファインプレーがあったから。

でした!!

 

ライナス&ルーシー

最後に1曲紹介させてください。

ピーナッツといえばこの曲、事実上のテーマソングになります。

僕も大好き!ライナス&ルーシーです。

この曲は、ヴィンス・ガラルディが「めっちゃ良いのできたから聞いてくれよ!」と言い、メンデルソンに電話口でそのまま演奏して聞かせた曲で、メンデルソンも聴いた瞬間、「やっべ、これ一生付き合ってく曲っしょ!」ってなった誰もが1度は聴いたことのある最高な曲です。

※セリフの翻訳が雑ですみませんでした。

 

おわりに

ちなみに、本記事で使用されている写真はすべて私が香港に行った際立ち寄ったチャーリーブラウンカフェで撮影した写真であります。良いだろ〜!!!

以上、ズワイガニでした〜!!!

 

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