朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
I Wish I Knew / ブルー・ミッチェル
1960年レコーディング、同年リリース、『Blue’s Moods』に収録
ブルー・ミッチェル(tp)
ウィントン・ケリー(p)
サム・ジョーンズ(b)
ロイ・ブルックス(ds)
ブルー・ミッチェルの『I Wish I Knew』は、1960年にリリースされたアルバム『Blue’s Moods』に収録された楽曲です。この曲は、作曲家ハリー・ウォーレンと作詞家マック・ゴードンによって1945年に書かれ、同年に俳優や歌手としてマルチに活動していたディック・ヘイムズによって初録音されました。
ブルー・ミッチェルは、ハード・バップ時代を代表するトランペッターです。ホレス・シルヴァー・クインテットのメンバーとして活動した後、同バンドの解散を機に当時新人だったチック・コリアを含めた他のメンバーを引き連れて自身のバンドを結成するなど、リーダーとしても数々の作品を残しました。
『Blue’s Moods』は、ホレス・シルヴァー・クインテット在籍中の作品で、ブルー・ミッチェルのリーダー作の中でも特に評価の高い作品です。このアルバムには、ウィントン・ケリーをピアノに、サム・ジョーンズをベースに、ロイ・ブルックスをドラムに迎えたカルテット編成でレコーディングを行ないました。
『I Wish I Knew』は、ブルー・ミッチェルの温かみのあるトランペットの音色と、ウィントン・ケリーの流麗なピアノが美しく絡み合い、聴き心地が最高です。特にブルー・ミッチェルの特徴である滑らかなフレージングがこの曲でも堪能できてオススメの一曲です。
(P.N. ズワイガニ)
コメント