朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Back Beat(バック・ビート) / ジェリー・マリガン & ジョニー・ホッジズ
1959年レコーディング、1960年リリース、『Gerry Mulligan Meets Johnny Hodges』に収録
ジェリー・マリガン(bs)
ジョニー・ホッジズ(as)
クロード・ウィリアムソン(p)
バディ・クラーク(b)
メル・ルイス(ds)
ジェリー・マリガンは、クール・ジャズの時代に活躍したバリトン・サックス奏者です。彼は、ウエストコースト・ジャズをリードした存在です。元々ニューヨークで活動していたんですけど、ウエストコースト・ジャズとして知られるようになったサウンドを生み出した一人なんです。
このアルバムは、そのマリガンが、デューク・エリントンのビッグ・バンドで活躍したスター・プレイヤー、ジョニー・ホッジズと夢のコラボを果たしたというコンセプトのアルバムなんです。マリガンの別のアルバムでは、同じくデューク・エリントン楽団のスター・プレイヤーであるベン・ウェブスターともコラボをしていて、ちょっとしたシリーズになっていたりします。
アルバム全体として、クール・ジャズとスウィングのエレガントな融合といったところでしょうか。アルバムの3曲目である『Back Beat』は、リラックスしたグルーヴとリズミカルなラインが印象的で、マリガンが得意とする軽快でメロディアスな演奏と、ホッジズの優雅でソウルフルな演奏をまったり聴くことができます。
(P.N. ズワイガニ)
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