夜、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
The Pink Panther Theme(ピンク・パンサーのテーマ) / ヘンリー・マンシーニ
1963年レコーディング、同年リリース、『The Pink Panther』に収録
プラス・ジョンソン(ts)
ジーン・シプリアーノ(fl,sax)
ハリー・クレー(fl,sax)
ロニー・ラング(fl,sax)
テッド・ナッシュ(fl,sax)
フランク・ビーチ(tp)
コンラッド・ゴッツォ(tp)
ジャック・シェルドン(tp)
レイ・トリスカリ(tp)
カール・デカルスケ(tb)
ディック・ナッシュ(tb)
ジミー・プリディ(tb)
ジョン・ハリバートン(btb)
アル・ヘンドリクソン(g)
ラリー・バンカー(vib,per)
フランク・フリン(vib,per)
ジミー・ロウルズ(p)
ローリー・バンドック(b)
シェリー・マン(ds)
ピート・ジョリー(acc)
ラモン・リヴェラ(conga,per)
『ピンク・パンサーのテーマ』は、1963年に公開された映画『ピンク・パンサー』(The Pink Panther)のオープニング曲として作られた作品です。私も『ピンク・パンサー』は昔、テレビ東京やカートゥーン・ネットワークで放送されているのを観ていましたね。
この楽曲は、アメリカの作曲家、ヘンリー・マンシーニによって作曲されました。マンシーニは、作曲・編曲家で、特に映画やテレビ音楽で名を馳せました。マンシーニの代表作には『ムーン・リバー』(映画『ティファニーで朝食を』のテーマ)や、『酒とバラの日々』(映画『酒とバラの日々』のテーマ)などがあります。この2曲はいずれもスタンダード・ナンバーとして親しまれています。
『ピンク・パンサーのテーマ』は、軽妙で洗練されたメロディが印象的です。ミステリアスで洒落た雰囲気を醸し出していて、まるで映画に登場する泥棒のキャラクター、ピンク・パンサーの滑らかでずる賢い動きを音で表現しているかのようですね。
アニメのピンク・パンサーが、忍び足で動き回る姿と、このテーマ曲がとてもマッチしていて、映画やアニメ全体の雰囲気を巧みに表現しています。視覚的なユーモアと音楽がぴったりと合致しているため、このテーマは映画やアニメと切り離せない象徴的な要素となりました。
この曲は、基本的に12小節のブルース形式をベースにしており、ジャズ的な即興演奏の余地も感じられる構成となっています。サックスのプラス・ジョンソンの艶やかなトーンが、雰囲気を色っぽくしていてかっこいいですね。
(P.N. ズワイガニ)
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