夜、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Turnpike / J・J・ジョンソン
1953年レコーディング、1956年リリース、『The Eminent Jay Jay Johnson, Vols. 1 & 2』に収録
J・J・ジョンソン(tb)
クリフォード・ブラウン(tp)
ジミー・ヒース(ts)
ジョン・ルイス(p)
パーシー・ヒース(b)
ケニー・クラーク(ds)
J・J・ジョンソンの『Turnpike』は、1956年にリリースされたアルバム『The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1』に収録されている楽曲です。
J・J・ジョンソンはモダン・ジャズのトロンボーン第一人者です。スウィング・ジャズの時代、トロンボーンは必要なパートでしたが、ビ・バップ時代になると速さが求められる分、不向きな楽器だと考えられていました。そんな中、いち早くビ・バップを取り入れたトロンボーン奏者がJ・J・ジョンソンだったんです。『Turnpike』は、リズミカルでアップテンポな楽曲ですので、J・J・ジョンソンの滑らかで力強いトロンボーンを堪能することができますよ。
また、この演奏はメンバーがすごいんです。まず、天才トランペッター、クリフォード・ブラウンが主役級の演奏をしています。テナー・サックスにはヒース・ブラザーズのジミー・ヒース(パーシー・ヒースもいますが)がいて、3管編成でアンサンブルしています。脇を固めるのはMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のリーダー以外の3人(ジョン・ルイス、パーシー・ヒース、ケニー・クラーク)。ジョン・ルイスのソロも良いですね。
余談ですが、『Turnpike』は、高速道路という意味みたいです。
(P.N. ズワイガニ)
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