夜、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Touch(タッチ) / ジョン・クレマー
1975年リリース、『Touch』に収録
ジョン・クレマー(ts,fl)
ラリー・カールトン(g)
デイヴ・グルーシン(elp)
チャック・ドマニコ(elb)
ジョン・ゲラン(ds)
エミール・リチャーズ(per)
ジョー・ポーカロ(per)
主流派ジャズのみならず、クロスオーヴァー路線でも成功を収めたジョン・クレマー。『Touch』は、1975年にリリースされた同名アルバム『Touch』に収録された楽曲です。フュージョンの中でも特に独特な音色とエフェクトが特徴的な名曲です。
クレマーのテナー・サックスはシンプルでありながらメロディアス、聴き手に対して「触れる」ような優しい音色が感じられます。リヴァーブのかかり具合が絶妙で、サックスの音に幻想的な深みと広がりを与えていて、楽曲に神秘的な空気感をもたらしています。
また、エレクトリック・ピアノなどの電子楽器がリズム・セクションとして用いられ、これらの音がフュージョン独特のグルーヴ感を作り出しています。1970年代のジャンルの垣根を乗り越えて音楽性を融合させるスタイル、クロスオーヴァーと呼ばれていた時代のフュージョンの楽曲です。
(P.N. ズワイガニ)
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