It Never Entered My Mind / マイルス・デイヴィス【昼、コーヒー、音楽】

コーヒーと音楽

昼下がり、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?

※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。

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It Never Entered My Mind(イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド) / マイルス・デイヴィス

1956年レコーディング、1960年リリース、『Workin’ With the Miles Davis Quintet』に収録
マイルス・デイヴィス(tp)
ジョン・コルトレーン(ts)
レッド・ガーランド(p)
ポール・チェンバース(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)


レッド・ガーランドのクラシカルなピアノからのマイルスのリリカルな情緒溢れるトランペット。うっとりするバラードですね。穏やかな昼下がりに聴くと少し贅沢をしているような気分になります。

この曲は元々ミュージカルに使われた楽曲がスタンダード曲になったんです。『そんなことは思いもよらなかった』という意味らしいですよ。マイルスのトランペットに聴き入ってしまいますが、ふと「あれ、そういえばジョン・コルトレーンは?」と思ってしまうほど控えめなんですね。この時のジョン・コルトレーンはまだあまり評価されていなかった時代なんです。

後に、切れ目なく続くサックスの音数の多さから『シーツ・オブ・サウンド』と形容され、主に激しい演奏面が評価されることになるんです。でも、ジョン・コルトレーンはバラードもすごいんですよ。1963年にリリースした『バラード』というアルバムを聴けばそれがわかります。

(P.N. ズワイガニ)

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