朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Say It (Over and Over Again) / ジョン・コルトレーン
1962年レコーディング、1963年リリース、『Ballads』に収録
ジョン・コルトレーン(ts)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
ジョン・コルトレーンの『Say It (Over and Over Again)』は、1963年にリリースされたアルバム『Ballads』に収録された曲です。このアルバムは全曲バラードで構成されています。コルトレーンはバラードもすごいんですよね。コルトレーンの卓越した技術でなく、深い感情表現が際立つ作品です。
アルバムの1曲目である『Say It (Over and Over Again)』は、もともと1940年の西部劇のコメディ映画『Buck Benny Rides Again』のために作られた楽曲だったそうです。コルトレーンはこの曲をシンプルかつストレートに歌い上げています。
リズム・セクションは、コルトレーン・バンドのレギュラー・メンバーのマッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズ。控えめながらも温かみのあるサポートでコルトレーンのリリカルな演奏を最大限に引き立てていて、優雅な雰囲気を醸し出しています。
コルトレーンの演奏は、技術的な速さや複雑さで知られていますが、この楽曲ではスロー・テンポのシンプルなメロディに集中し、抒情的な演奏に焦点を当てています。その結果、彼のバラードでの表現力を見せつけた名曲となりました。
(P.N. ズワイガニ)
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