朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Winter Wonderland(ウィンター・ワンダーランド) / チェット・ベイカー
1953年レコーディング、同年リリース、『Chet Baker Quartet featuring Russ Freeman』に収録
チェット・ベイカー(tp)
ラス・フリーマン(p)
ジョー・モンドラゴン(b)
シェリー・マン(ds)
『Chet Baker Quartet featuring Russ Freeman』のオリジナル盤は1953年にパシフィック・ジャズ・レーベルからリリースされました。今回紹介する『Winter Wonderland』は、CD再発盤のボーナス・トラックなんです。元々は、このアルバムの未収録曲が『Pretty/Groovy』に収録されていて、それがボーナス・トラックになって帰ってきたみたいな、そんな感じだったと思います。
チェット・ベイカーは、クール・ジャズの代表的なミュージシャンとして知られ、ウエストコーストで活躍しました。このアルバムは、チェット・ベイカーのバンドが、ラス・フリーマンを迎えるというコンセプトになっています。
ラス・フリーマンもウエストコーストのミュージシャンです。このアルバムが出るまでに、アート・ペッパーやチャーリー・パーカーと共演してきました。クラシックの訓練を受けていたこともあり、作曲にも明るいです。
さて、『Winter Wonderland』は、フェリックス・バーナード作曲、リチャード・B・スミス作詞の有名なクリスマス・ソングで、ジャズでも多くのアーティストにカバーされています。このチェット・ベイカーのヴァージョンでは、ワン・ホーンのトランペットが控えめながらも心に残る温かさを持っています。たまには、季節に合ったホリデー・ソングを聴くのも良いっすよね〜。
(P.N. ズワイガニ)
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