Idle Moments / グラント・グリーン【昼、コーヒー、音楽】

コーヒーと音楽

昼下がり、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?

※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。

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Idle Moments(アイドル・モーメンツ) / グラント・グリーン

1963年レコーディング、1965年リリース、『Idle Moments』に収録
グラント・グリーン(g)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
デューク・ピアソン(p)
ボビー・ハッチャーソン(vib)
ボブ・クランショウ(b)
アル・ヘアウッド(ds)


はあ〜、良き。スローバラードで良き。穏やかで感傷的なムードを醸し出しているんだけど、どこかリラックスして聴けて良き。休みの日、お昼ご飯食べた後にこれを聴きながら昼寝をむさぼりたい。想像しただけでいいなそれ、さいっっっこうに気持ち良きかな。良きかながわ。おん?

はい、実力派ミュージシャンで構成されたグラント・グリーンのアルバムから『アイドル・モーメンツ』でした〜。グラント・グリーンは1960年代のブルーノート・レコードを代表するギタリストとして知られています。というのも、数多くのリーダー・アルバムはほとんどブルーノートからリリースされているんです。ブルーノートのお抱えミュージシャンだったんですね。

グラント・グリーンはジャズ・ギターの開祖チャーリー・クリスチャンに憧れつつも、演奏に影響を受けたのはチャーリー・パーカーらサキソフォニストだったんです。その影響から、彼の演奏は単音でのプレイを基本としています。バッキングでのコードやリズム・ギターはほとんど弾くことがなかったそうですが、そういうスタイルもあるんですね。

ちなみに、この曲、約15分もあるんです。アルバムのライナーノーツによると、もっと短い予定だったそうなんですよ。プロデューサーのアルフレッド・ライオンはこのテイクに満足していたのですが、レコードの7分という制限に曲を収めるためにリテイクを提案したんです。しかし、この曲にある特別な感覚をその後のテイクでは再現できなかったため、アルバムでは最初のテイクをリリースすることになったんだそうです。

(P.N. ズワイガニ)

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