朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Days of Wine and Roses(酒とバラの日々) / オスカー・ピーターソン
1964年レコーディング、同年リリース、『We Get Requests』に収録
オスカー・ピーターソン(p)
レイ・ブラウン(b)
エド・シグペン(ds)
『Days of Wine and Roses(酒とバラの日々)』は、ジャズ・ピアニストの巨匠、オスカー・ピーターソンによる名演の一つです。
この曲は、元々1962年の映画『酒とバラの日々』のテーマ曲として、作曲家ヘンリー・マンシーニと作詞家ジョニー・マーサーによって生み出されました。映画自体はアルコール依存症をテーマにしたシリアスなドラマです。テーマ曲はアカデミー歌曲賞を受賞し、ジャズのスタンダード・ナンバーになっています。
オスカー・ピーターソン・トリオによるこの楽曲の演奏は、1964年リリースのアルバム『We Get Requests(邦名:プリーズ・リクエスト)』に収録されているバージョンが有名です。冒頭の一音目からもうオシャレです。曲の長さも2分40秒とスタイリッシュにまとめられています。というのもソロ・パートがオスカー・ピーターソンの1コーラス程度なんです。アルバムのコンセプト的に、聴きやすさやメロディを重視したのかもしれませんね。
アルバム『We Get Requests』は、そのタイトルが示す通り、リスナーからリクエストを募って演奏したような曲目になっています。スタンダード・ナンバーやポップスが口当たりの良いジャズにアレンジされていて、ジャズの入門編として紹介されることも多いです。
(P.N. ズワイガニ)
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