朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Wave(波) / アントニオ・カルロス・ジョビン
1967年レコーディング、同年リリース、『Wave』に収録
アントニオ・カルロス・ジョビン(g,p,cemb)
クラウス・オガーマン(cond)
ロン・カーター(b)
ジミー・クリーヴランド(tb)
アービー・グリーン(tb)
クラウディオ・スロン(ds)
ボビー・ローゼンガーデン(ds)
ドン・ウン・ロマン(ds)
アントニオ・カルロス・ジョビンの『Wave』は、1967年リリースのアルバム『Wave』のオープニングを飾る象徴的な楽曲です。ボサ・ノヴァの名曲として知られています。
このアルバムは、アレンジと指揮をクラウス・オガーマンが担当しています。ドイツ出身、ジャズからクラシックまで幅広いジャンルで主にアレンジャーやコンダクターとして活躍した方です。本作のプロデューサーでもあるクリード・テイラーのもとでアントニオ・カルロス・ジョビンをはじめ、ビル・エヴァンス、ウェス・モンゴメリー、カル・ジェイダーなど、数多くのミュージシャンのレコーディングに参加しました。特にアントニオ・カルロス・ジョビンとは『Wave』を含む7作のアルバムで仕事をしています。
この曲、タイトルが『Wave』だけに波のように滑らかでリズミカルな進行をするのが印象的です。と言いつつ、ポルトガル語のタイトルは、『Vou te contar(あなたに説明しよう)』となっている模様。シンプルなメロディの背後には複雑なハーモニーが広がっていて、どこか都会的で洗練された雰囲気を漂わせています。心地よいサウンドがリラックスして聴きたい時にピッタリ。
この曲はボサ・ノヴァの人気曲として、フランク・シナトラをはじめ、数々のアーティストによってカヴァーされていて、映画やテレビ番組にもたびたび使用されています。また、ジャズ初心者にとっても親しみやすいメロディとリズムを持っているので、とても聴きやすくてオススメです。
(P.N. ズワイガニ)
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