夜、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Status Seeking(ステータス・シーキング) / マル・ウォルドロン
1961年レコーディング、1962年リリース、『The Quest』に収録
マル・ウォルドロン(p)
エリック・ドルフィー(as)
ブッカー・アーヴィン(ts)
ロン・カーター(cello)
ジョー・ベンジャミン(b)
チャーリー・パーシップ(ds)
マル・ウォルドロンのアルバム『The Quest』に収録された『Status Seeking』は、1961年6月27日にレコーディングされ、1962年にリリースされました。このアルバムの楽曲は全て、マル・ウォルドロン作曲によるものです。
エリック・ドルフィー(アルト・サックス、クラリネット)、ブッカー・アーヴィン(テナー・サックス)、ロン・カーター(チェロ)、ジョー・ベンジャミン(ベース)、チャーリー・パーシップ(ドラムス)といった豪華なメンバーが参加しています。たまにこの曲の名義が、エリック・ドルフィーになっていることがありますが、演奏は同じです。また、ロン・カーターがチェロ!?と思った方、彼はチェロ奏者でもあるんです。クレジットで見かけたら二度見しますよね(笑)
『Status Seeking』は、そのタイトルの通り(タイトルの和訳:力を得るように促すこと)、どこか落ち着きのない、挑発的なムードが漂う楽曲です。アヴァンギャルドな匂いがしますね。
ソロ・パートでは、先陣を切ってエリック・ドルフィーのアルト・サックス、ブッカー・アーヴィンのテナー・サックスが炸裂、それに続くロン・カーターのチェロはピチカート(弓を用いないで指ではじいて音を出す奏法)での演奏、最後にマル・ウォルドロンが締める構成になっています。
(P.N. ズワイガニ)
コメント