夜、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?
※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。
Lush Life(ラッシュ・ライフ) / ジョン・コルトレーン & ジョニー・ハートマン
1963年レコーディング、同年リリース、『John Coltrane and Johnny Hartman』に収録
ジョン・コルトレーン(ts)
ジョニー・ハートマン(vo)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
ジョニー・ハートマンとジョン・コルトレーンの共演による『Lush Life』は、1963年3月7日に録音されたアルバム『John Coltrane and Johnny Hartman』に収録されています。このアルバムは、コルトレーンがシンガーを起用した唯一のアルバムなんです。
ジョニー・ハートマンは、バリトン・ヴォイスが特徴のジャズ・ヴォーカリストです。シカゴ音楽大学で声楽を学んだのち、1946年、アール・ハインズ楽団との共演でプロデビューを果たしました。その後、ディジー・ガレスピーやエロル・ガーナーらと共演もしています。
『Lush Life』は、ビリー・ストレイホーンが作詞・作曲したジャズ・スタンダードです。コルトレーンとハートマンがアルバム用の楽曲のラインナップを決めていた時、スタジオへ向かう途中にラジオでナット・キング・コールが『 Lush Life』を演奏しているのを聴いて、ハートマンはすぐにアルバムに収録すると決めたそうです。
ハートマンの感情豊かなバリトン・ヴォイスを、コルトレーンのサックスが包み込むように寄り添っているような、そんな演奏だと思います。
(P.N. ズワイガニ)
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