宇宙をテーマにしたジャズ・アルバム3選

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

宇宙って広がっていっているんですって。どんどんどんどん広がって、広がりきったら風船の空気が抜けたみたいに収斂していくんですって。ものすごい規模で、なに風船みたいなことやってんの?って感じですよね。コズミック・フロント・ネクストという番組でそう言っていた気がする。

あと、宇宙が広がっていったら、隣の宇宙にぶつかるなんて説もあったかな。流行りのマルチ・バースってやつですね。

そんなことを考えていた時に、ふと思ったんです。宇宙をテーマにしたジャズ・アルバムってあるんかな?って。

宇宙をテーマにしたジャズ・アルバム、あります!!!

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1. Interstellar Space / ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーンのアルバム『Interstellar Space(インターステラ・スペース)』は、彼の晩年の作品で、宇宙そのものを音楽で描き出したような作品です。

このアルバムは、1967年に録音され、コルトレーンとドラマーのラシッド・アリとのデュオ。ラシッド・アリはレコーディングのメンバーも何をやるかも知らされていなくて、その上、一発撮りだったそうです。ひょえ〜。

アルバム自体は、コルトレーンの死後に未発表音源として発売されたものになります。

曲目はまさに宇宙!「Mars(火星)」「Venus(金星)」「Jupiter(木星)」「Saturn(土星)」と太陽系の惑星となっており、「Leo」はしし座のことだと思われます。

コルトレーンの宇宙観に触れられる1枚になっています。

2. Space Is the Place / サン・ラ

サン・ラは、ピアノとシンセサイザー奏者。ジャズの枠を超えたアヴァンギャルドな音楽家であり、「宇宙」といえば彼の名がまず挙がる宇宙哲学の持ち主です。なんなら、土星出身のジャズ・ピアニスト兼詩人兼哲学者と自称しています。インパルス・レコードと契約書を交わす際に、契約事項の一つに「ただし、地球での契約に限る」という内容を入れるよう要請したほどです。

『Space Is the Place(スペース・イズ・ザ・プレイス)』は、1973年にリリースされたアルバムで、彼の代表作となっています。アルバム・タイトルの”Space Is the Place”は彼の座右の銘だそうです。

ジャケットも宇宙人っぽい。1曲目の表題曲も出だしめっちゃSFっぽいし、本物かもしれん・・・。

「これがサン・ラの表現する宇宙か〜」って思いながら長尺の1曲目を堪能して、2曲目を聴くと、めっちゃジャズなのも面白いです。

3. Astral Traveling / ロニー・リストン・スミス

ロニー・リストン・スミスは、ピアノとキーボード奏者で、マイルス・デイヴィスのサイドマンだったこともあります。

彼が1973年にリリースしたアルバム『Astral Traveling(アストラル・トラヴェリング)』は、タイトルが示す通り、宇宙を想起させるスピリチュアルなファンク路線になっています。

※Astralとは「星のような」「星の世界の」という意味です。

タイトルだけで宇宙と判断するのはどうなのかと思うかもしれません。確かにそうですね、たまたま宇宙的なタイトルにしただけかもしませんし・・・。

安心してください。このアルバムを制作する前に彼は、ロニー・リストン・スミス&ザ・コズミック・エコーズを結成しているんです。ちゃんと宇宙やっています。

このアルバムの翌年にも『Cosmic Funk(コズミック・ファンク)』というタイトルのアルバムをリリースしています。安心してください。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

しっかりめに宇宙をテーマにしているアルバムを紹介させていただきました。

ぜひこの機会に聴いてみてくださいね!ばいちゃ。

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