アート・ブレイキーの名曲、モーニンという曲を調べてみた。

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

第1回目ということで、僕が一番最初にジャズってかっこいいなって思った曲を調べました!

 

それが、モーニンです。

いや、これ名古屋のモーニングだがや!

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モーニンってなんだ?

僕が初めてモーニンを聞いたのは、木曜深夜にやっていたアニメ枠(ノイタミナ枠)で放映されていた『坂道のアポロン』という作品でした。

このアニメは、高度経済成長期に東京から長崎の佐世保にやってきた主人公(転校しまくり)と地元の兄ちゃん(色々大変そうな)がジャズを通じて青春する話。複雑な恋愛事情と時代背景から割と重めな作品にできています。

ちなみに、作中にモーニンを演奏していたのは松永貴志さん

松永さんは報道ステーションのテーマ曲を作曲した人。ちなみに、報ステのテーマ曲を作曲したときは18歳だったらしい。天才かよ。

さて、モーニンですが、1958年にアート・ブレイキー・アンド・ザ・ジャズ・メッセンジャーズが発表したアルバムの1曲目に入っていた曲です。

アート・ブレイキー

レジェンドドラマー。マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカーらと共演後、ジャズ・メッセンジャーズを結成。バードランドに出演し、人気を博した。親日家でもある。

当初はピアニストであったが、演奏するクラブのボスに「おまえ、今日からドラムな」と言われて理不尽に転向させられた有名な逸話がある。


この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス2.5のもとで公表されたウィキペディアの項目「アート・ブレイキー」を素材として二次利用しています。

モーニンはピアニストのボビー・ティモンズが作曲した曲で、テーマのメロディはゴスペルのコール&レスポンスからきているっぽい。これは、ティモンズが牧師の息子であることからゴスペルにインスパイアされたものだという。

ボビー・ティモンズ

ピアニスト。チェット・ベイカー、ソニー・スティットらと共演。1958年〜59、61年にジャズメッセンジャーズのメンバーとして活動。

ソウル・ジャズのピアニストだが、フレージングはブルースやゴスペル寄りに。

『モーニン』、『ダット・デア』、『ジス・ヒア』などを作曲した。

そして、モーニンはソウル・ジャズを代表する曲として今なお親しまれています。

※ソウル・ジャズ:ハード・バップのうちブルースのフィーリングを強調したもの。ゴスペル(教会音楽)の影響が強く、オルガンやギター、ヴィブラフォンが多用されるといった特徴がある。

モーニンってどういう意味?名前の由来は?

最初に名古屋のモーニングのフリー画像を貼ってしまいましたが、モーニンとモーニングはまったくもって関係ありません。すみません!

モーニンとは、『moan』からきており、原題は『Moanin’』です。

『moan』とは『うめく、唸る』という意味です。

思ったより重たいテーマですね・・・。

それもそのはずで当時はまだまだ黒人に対する差別が顕著で、このような環境を変えがたい世の中でした。そんな想像を絶する怒り、絶望の慟哭を曲にしたもの、それが『Moanin’』だったのでしょう。(という解釈をしないと曲の成り立ちとタイトルが一致しないような気がするんですよね。)

そういうことを踏まえて聴くと、また一層曲の深みに触れることができるような気がします。

さいごに

先ほど話した坂道のアポロンの第1話目が『モーニン』というタイトルでした。

これは主人公たち2人の心情とシンクロさせた形でつけられたタイトルで、ジャズを知っている者だけが気づける制作の意図なんだと思います。

ある程度ジャズの知識がついたら、もう一度坂道のアポロンを観よう。そう思った。

 

それまでサブスクに上がっていればね。

 

それでは、ズワイガニでした!

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