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バリトンサックスだけで構成されたグループ、東京中低域とは一体何者なの?

JAZZあれこれ

こんにちは、ズワイガニです。

2018年の夏の終わり、東京ジャズフェス2018でやばい?狂ってる?

いや、超イケてるヤツらを知ってしまったので紹介します。

 

そのグループとは、東京中低域でございます。

 

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東京中低域とは?

東京中低域とは、バリトンサックスのみで構成されたアンサンブルです。

2000年に水谷紹氏を中心に結成され、バリサクと肉声のみで演奏することがコンセプト。

結成のきっかけは1995年にまでさかのぼるのですが、当時水谷氏が質屋で売っていたバリトンサックスを衝動買いしたことから始まります。

衝動買いしたというように彼は「吹けもしない」状態だったとデビューライブの挨拶文で語っており、その状態で自身の演奏会で楽器を演奏していたといいます。

このエピソードからも、やっぱり、上手い下手では無く、やるかやらないか、飛び込むか飛び込まないかがいかに重要かがわかります。

決して満足にできない状況で人前に出てやりきるというのはすごいことだと思います。

 

最初は、『チェロとバリサク』だったのが次第に『バリサクとバリサク』になっていって、最終的にバリサク集団構想を考えるようになっていったようです。

そして、2000年になり、様々な出会いからバリサク集団構想が実現し、『東京中低域』が結成されることになります。

以来、世界的に人気を博しており、2014年からは『東京国際バリトンサックスフェスティバル』を開催していたりします。

彼らの曲はというと、ロック、ポップス、ジャズといったあらゆるエッセンスを取り込みながらもそのいずれにも収まることのないオリジナリティ溢れる世界観であると評されています。

 

東京中低域、名前の由来は?

結成当初は、『東京中低域会』という名前だったそうです。

これは『中』という文字が、中心にきた方が座りが良いということでした。

その後、「我々は会ではなく域である」「決して集合したわけではなく、我々の散在する時間や空間こそが域なのだ」という主張のもと、『東京中低域』になりました。

「決して集合したわけではなく、我々の散在する時間や空間こそが域なのだ」というのが、なんともジャズっぽいというかなんというか。(私の浅すぎる知識で構成されたジャズっぽさとはこういうスタンスとかノリのことを言います(笑))

ちなみに『域』という考え方は、美術家粟野ユミト氏の『閾』(シキ)という作品のコンセプトに影響を受けたそうですよ。

 

アルバム紹介

2017年12月に7枚目のアルバム『Great Baritonnia』というアルバムを出しています。

タイトルの由来は『グレートブリテン(イギリスの別名)』をもじった造語です。

架空の島、大バリトン島に住むバリトン人の12編の日常を描くというコンセプトで制作されたアルバムになります。

パッケージもシャレオツです!

ぜひ聴いてみてください♪

 

 

おわりに

このグループを知った時に、めちゃくちゃ良い意味で狂ってるな〜!!って思いました。

バリサクのみのような尖ったことって普通やりたいと思ってもなかなかできないですよね。

一歩間違えばめっちゃスベる可能性もありますから。

それをこれだけのメンバーをよく集めたなと、メンバーもよくやろうと思ったなと素人目には思うんですけど。。。

そしてそして、これをやりきっているからめちゃくちゃカッコいいんだよな〜!!!

そんな東京中低域、これからもフォローさせてください!

それでは、ズワイガニでした♪

 

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