Bird’s Lament / ムーンドッグ【朝、コーヒー、音楽】

コーヒーと音楽

朝、コーヒーを飲みながら1曲いかがでしょうか?

※このコーナーではシチュエーションに合った1曲を紹介させていただきます。

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Bird’s Lament / ムーンドッグ

1994年レコーディング、1997年リリース、『Sax Pax For A Sax』に収録
ロブ・バックランド(as)
サイモン・ハラーム(as)

アンディ・スコット(ts)
ギャレス・ブレイディ(ts)
ティム・レッドパス(ts)
ジョン・レベック(bs)
ウィル・グレゴリー(bass sax)
リアム・ノーブル(p)
ダニー・トンプソン(b)
ルイス・ハーディン(ds)


ムーンドッグは、作曲家でありミュージシャン、詩人でもあったルイス・トーマス・ハーディンの芸名です。彼は自分の意思で路上で生活することを決め、ストリート・ミュージシャンとして長年にわたり、ニューヨークの街角で演奏していました。彼はヴァイキングの装束を身に纏っていたことから、「6番街のヴァイキング」として知られていました。この場合、情報そのまんまの異名なんだけど、やっぱ異名あるのカッコ良いな〜!

ムーンドッグの音楽は、ジャズやクラシック、ミニマリズム、民族音楽の要素を融合させたもので、独自の世界観を確立しています。彼の音楽はミニマリスト作曲家としても評価されていて、フィリップ・グラスやスティーヴ・ライヒなど、後のミニマル音楽の作曲家にも影響を与えています。

『Bird’s Lament』は、1940年代から50年代にかけて活躍した伝説的なジャズ・サックス奏者、チャーリー・パーカーへのオマージュです。チャーリー・パーカーは、「バード(Bird)」という愛称で知られており、モダン・ジャズの黎明期にビ・バップのスタイルを確立した人物の一人です。ムーンドッグは、パーカーの音楽に敬意を表してこの曲を作曲しました。

この曲は、1969年にレコーディングされた『Lament I,”Bird’s Lament”』のセルフ・カヴァーです。こちらのヴァージョンは、よりシンプルにゆったりした印象になっています。基本的には繰り返しのフレーズが中心ですが、その単調さが癖になってきますね。

(P.N. ズワイガニ)

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