ジャズのスラング、ジャズ・キャットとは?【4コマ漫画付き記事】

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

ジャズ・キャットという言葉をご存知でしょうか?

ジャズの何かを指すスラングなのがですが、初めて聞くとなんのことか分かりませんよね。

多分こういうことだと思うんですけど・・・(違う)

〜記事に登場する人物〜
ズワイガニ
にわかジャズファン。この記事のライターである蟹。出来もしないのにキーボードを買った。


しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。このブログの解説役である博士。出来もしないのに指揮棒を持っている。

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【4コマ漫画】猫のジャズ?

ジャズ・キャットとは?

ジャズ・キャットとは、「ジャズ狂」を指すスラングなんですね。

具体的には、主にジャズを演奏する優れたミュージシャンを指す言葉だと言われておる。特に、即興演奏(インプロヴィゼーション)に長け、リズムやハーモニーを自由に操ることができる熟練のプレイヤーに対して使われることが多いんじゃ。単に演奏技術が高いだけでなく、ジャズ特有のフィーリングを理解し、バンド・メンバーとのインター・プレイを楽しむ感覚を持っている人物が「ジャズ・キャット」と呼ばれるのである。また、演奏者に限らず、ジャズに深い造詣を持ち、ジャズ・シーンの一員として積極的に関わるファンや批評家に対しても「ジャズ・キャット」という表現が使われることがあるぞ。

へ〜!

「キャット」の語源とジャズとの関係

でも、なんで猫?

「キャット(Cat)」は、1920年代からジャズ界で「優れたミュージシャン」や「クールな人」という意味で使われているスラングなのだが、一説によると、ジャズ・ミュージシャンが集まる場所では、猫のように自由で気まぐれな雰囲気が漂っていたためだと言われておるの。また、黒人英語の影響もあり、「Cat」という単語が「Guy(奴、ヤツ)」と同じようなニュアンスで使われるようになって、「That cat can really swing!(あいつ、すごくスウィングするな!)」といった使われ方をして、次第に「ジャズ・キャット」という表現が確立していったという説もあるぞ。

ジャズ・キャットをモチーフにしたアルバムがある?

ジャズ・キャットをモチーフにしたアルバムがあるとかないとか!3つのアルバムをピックアップしましたが、本当にモチーフになっているかは定かではありません!

The Cat / ジミー・スミス

オルガン奏者のジミー・スミスが1964年にリリースしたアルバム『The Cat』はどうだろう。タイトルが猫。猫じゃぞ?このアルバムは、『ミッション:インポッシブル』の音楽を制作したラロ・シフリンのアレンジによるビッグ・バンドとの共演で、タイトル曲『The Cat』は映画『Joy House』のテーマ曲としても知られ、一度は聴いたことがあるかもしれんの。

Cat / 鈴木弘

トロンボーン奏者の鈴木弘が1975年にリリースしたアルバム『Cat』は、どうだろう?なんせタイトルが猫。猫じゃぞ?

デジャヴ・・・?

このアルバムは、日本のジャズ・シーンにおける名盤として高く評価されている作品じゃ。フュージョンやジャズ・ファンクの要素を取り入れた独自のサウンドが特徴で、70年代のジャズ・ファンクの醍醐味を存分に感じさせる名演である。

Lefto presents Jazz Cats / Lefto

ベルギーのDJであるLeftoが監修したコンピレーション・アルバム『Lefto presents Jazz Cats』はいかがかな?これはもうさすがにジャズ・キャットじゃろ。このアルバムは、ベルギーの次世代のジャズ・シーンを代表するアーティストの楽曲を集めた作品なのである。

まとめ

「ジャズ・キャット」という言葉は、単にジャズを演奏する人を指すのではなく、ジャズの文化や精神を体現するミュージシャンや愛好家を指す言葉として使われているんですね。

過去の偉大なプレイヤーから現代の革新的なプレイヤー、またはそのファンの方々、ジャズの世界には多くの「ジャズ・キャット」たちが存在していて、今も音楽の魅力を広め続けているんじゃな。

4コマ作者

502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
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