どうも、ズワイガニです。
超絶テクニックとノリの良さで世界中を魅了したピアニスト、オスカー・ピーターソン。
今回は、彼のピアノ・トリオの代表的名盤『プリーズ・リクエスト(原題:We Get Requests)』をご紹介します。
オスカー・ピーターソンとは
- 生年没年:1925年8月〜2007年12月
- 出身:カナダ・モントリオール
5歳からピアノを始め、クラシックを学んだ後にジャズへ。圧倒的に正確なテクニックとブルース・フィーリングを併せ持ち、88鍵を自在に操るダイナミックかつ流麗な演奏スタイルから「鍵盤の皇帝」と呼ばれました。
主にピアノ・トリオを好み、ほとんどの録音はトリオ編成。アメリカに進出した当初(1949年)はスウィング・ジャズ時代に多かったピアノ・ギター・ベースのトリオ編成でしたが、1950年代後半からはモダン・ジャズで一般的なピアノ・ベース・ドラムスのトリオ編成に。
特に1960年代前半、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(ds)とのトリオは黄金期とされ、「ザ・トリオ」とも称されました。
彼の演奏は「ハッピー」で「ご機嫌」な雰囲気が持ち味。ジャズ初心者から愛好家まで、多くの人を魅了し続けています。
We Get Requests(プリーズ・リクエスト)
1964年にレコーディング、メンバーは以下になります。
- オスカー・ピーターソン(p)
- レイ・ブラウン(b)
- エド・シグペン(ds)
タイトルの通り、ファンからのリクエスト曲を中心に構成されたアルバムです。当時人気の高かったスタンダードやボサ・ノヴァをセレクトし、ジャズ初心者でも親しみやすい内容になっています。
代表的な収録曲
- 酒とバラの日々 (Days of Wine and Roses)
- イパネマの娘 (The Girl From Ipanema)
- コルコバード (Corcovado)
- ピープル (People)
選曲が分かりやすく、1曲ごとにコンパクトにまとめられているため、軽やかに楽しめるのも魅力です。
おわりに
『プリーズ・リクエスト』は、
- 聴きやすいスタンダード中心の選曲
- コンパクトでノリの良い演奏
- 世界最高峰トリオによる心躍るサウンド
と、まさに「ご機嫌なジャズ・ピアノ」の魅力が詰まったアルバムです。
ジャズ入門編としても、自宅で気軽に楽しむBGMとしてもおすすめの一枚ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!