どうも、ズワイガニです。
吹奏楽器の花形といえば、やはりトランペット!その明るく華やかな音色は、オーケストラからジャズ、ポップスまで幅広いジャンルで人々を魅了してきました。
ジャズにおいては、マイルス・デイヴィスやディジー・ガレスピーといった名手たちが築き上げたその歴史は、今もなお新たな世代のプレイヤーたちに引き継がれています。
今回は、トランペットという楽器について掘り下げていきたいと思います!
ズワイガニ
にわかジャズファン。この記事のライター。ビジュアル設定がさかなクンさんとニアミスしていなくもない。
しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。このブログの解説役である博士。葉加瀬太郎さんと同じ髪型。
【4コマ漫画】トランペット
トランペットとは
ゴホン、改めてトランペットは、オーケストラや吹奏楽、ジャズ・バンドなど、さまざまな音楽ジャンルで活躍する金管楽器であるの。
特に、大人数での編成の時のトランペットのソロでの立ち姿がめっちゃ映えるんですよね。かっこいい〜!
トランペットの構造
トランペットって、バルブが3本しかなくて、めっちゃシンプルですよね。
そうじゃな、口でマウス・ピースを振動させることで音を出し、ピストン・バルブを使用して音程を変えるのじゃ。楽器のサイズや形状の違いによって音域や音質に変化があるので、プレイヤーの表現力が試される楽器でもあるんじゃ。
シンプルな楽器ほど難しいって言いますもんね。
構造としては、主に以下のパーツで構成されておるぞ。
- マウス・ピース
演奏者が唇を当てて振動を与える部分。音色や演奏感に影響を与える重要な要素となる。 - チューニング・スライド
管の長さを調節して音程を微調整する部分。 - ピストン・バルブ
空気の流れを変えることで音程を変化させます。通常、3つのバルブがある。 - ベル
音が外に放射される部分で、トランペットの音響特性を決定づける役割を担う。 - リード・パイプ
マウス・ピースと管体を繋ぐ部分で、息の入り方に影響する。
細かいパーツは省いたざっくりした説明なのじゃが、これらの構造により、トランペットは幅広い音域と豊かな音色を実現しているのじゃ。
トランペットの歴史
トランペットはいつ頃にできた楽器なんですか?
トランペットの起源は非常に古く、古代エジプトやギリシャ、ローマ時代には宗教的儀式や戦争で用いられる号令器として使われていたことが分かっておるぞ。
え?古代エジプト時代からですか!?
うむ、ツタンカーメン王の墓からトランペットが発掘されているからの。ただ、この頃のトランペットは直管状で、音程を変えることはできなかったんじゃ。
すごい昔からあるんですね。中世ヨーロッパの時代にできたのかと思っていました・・・。
中世ヨーロッパでも、宮廷のファンファーレに使われたり、儀式や行事を彩る役割をしっかりと果たしておるぞ。そして、18世紀になるとトランペットは音楽の世界での重要性を増していくのじゃ。バッハやヘンデルといった作曲家が管弦楽曲にトランペットを組み込むようになっていったんじゃな。
ああ、ようやく教科書に出てくる人たちの名前が出てきた・・・。
そして、19世紀初頭にピストン・バルブが発明されたことで音程の自由な変化が可能となり、現代のトランペットの形が確立されたという流れなのである。
ジャズにおけるトランペットの役割
さあ、いよいよジャズの話をしましょう!ジャズにおいて、トランペットはその明るい音色とパワフルな音量で、フロント楽器として主旋律を奏でることが多く、サックスと並びメインを張ることが多いですよね。
ジャズ・トランペッターの先駆者として知られるルイ・アームストロングは、スウィング時代にその技巧と表現力でマーケットを席巻しましたし、モダン・ジャズの発展期には、マイルス・デイヴィスが独自の音楽スタイルを作り上げ、ジャズの新しい可能性を切り開きましたね。そのほかにも、ディジー・ガレスピーやクリフォード・ブラウン、リー・モーガンといった個性豊かなトランペッターたちが、それぞれの独自性でジャズの世界を鮮やかに彩り続けていますね!(はぁはぁ・・・。)
構造とか歴史とか難しい話が続いたので、早口で一人で駆け抜けおった・・・。
聴いておきたいジャズ・トランペッターのアルバム3選
ここで、ジャズ・トランペッターのおすすめのアルバムを紹介します!
Clifford Brown & Max Roach / クリフォード・ブラウン
ジャズ史に輝くトランペッター、クリフォード・ブラウンとドラマーのマックス・ローチによるアルバム。若き天才、クリフォード・ブラウンの澄み切った音色と卓越したテクニックが存分に発揮され、リーダーとしての力量も際立つ作品である。『Delilah』や『Joy Spring』などの名演が収録され、彼の美しい音色と情熱的なフレーズをご堪能あれ。
The Sidewinder / リー・モーガン
1960年代のハード・バップ・シーンを代表するトランペッター、リー・モーガンの傑作アルバム。タイトル曲『The Sidewinder』は、ジャズ・ロックとして注目され、リー・モーガンのキャッチーなメロディ・センスと躍動感あふれる演奏が特徴的。リー・モーガンの力強い音色と、バンド全体の一体感が光る名盤じゃあ。
Black Codes (From the Underground) / ウィントン・マルサリス
1980年以降のジャズを牽引するウィントン・マルサリスの代表作のひとつ。1980年代におけるネオ・バップの象徴的な作品で、洗練されたアンサンブルと高度な即興演奏が楽しめるぞ。ウィントン・マルサリスのトランペットは、クラシックとジャズの両方で磨かれた技術が反映されており、知的で緻密な演奏が特徴じゃ。『Black Codes』や『Phryzzinian Man』などの名演が収録され、ぜひ聴いておきたいアルバムである。
おわりに
トランペットは、歴史的にも音楽的にも多彩な魅力を持つ楽器だと再認識しました!
ソロからバンドのリードまで幅広い役割を果たす、やはり花形楽器じゃったな。
紹介した以外にもトランペットの名盤はたくさんあるので、ぜひこれからも聴いていってくださいね!
4コマ作者
502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
Xはこちら
コメント