ヴィブラフォンって鉄琴のこと?ジャズにおけるヴィブラフォンについて

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

今回は、ちょっと珍しいけれど、一度聴くと忘れられない音色を持つ楽器「ヴィブラフォン」についてご紹介します!

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ヴィブラフォンってどんな楽器?

ヴィブラフォンって、名前だけ聞くとなんだか難しそうですが、 実は鉄琴の仲間なんです!

見た目はピアノの鍵盤を横にしたような形で、金属製の音板を並べた打楽器。マレットと呼ばれるバチで叩いて音を出します。音板の下には共鳴用の筒(レゾネーター)が取り付けられていて、そこにモーターで回る小さなファンを入れることでビブラート(揺れ)のような独特の響きが生まれるのが特徴です。

ちなみに、木製の音板を使うのが木琴(マリンバやザイロフォン)、金属製ならヴィブラフォンと覚えておくとわかりやすいですね!ちなみに木琴はザイロフォンって呼ぶらしいですよ!

ジャズの中では、ヴィブラフォンはピアノやベースのようなリズム隊とは違い、メロディを担当するフロント楽器として登場します。

ただし、かなり大きくて持ち運びが大変な楽器なので、プレイヤーの数は少なめですが、その分ひとりひとりが個性と実力を備えた少数精鋭という印象です!

ヴィブラフォン奏者の一例

ヴィブラフォン奏者のすごい人たちの一例を挙げていきたいと思います。

ヴィブラフォンの有名な奏者

ライオネル・ハンプトン:ジャズにおけるヴィブラフォンの元祖的存在。1930年代から活躍し、ベニー・グッドマン楽団などでもプレイ。まさにヴィブラフォンをジャズの舞台に引き上げた第一人者です。

ミルト・ジャクソン:モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)の中心人物として有名。ブルージーでソウルフルな演奏が持ち味で、多くのジャズファンに愛されています。

ゲイリー・バートン:ヴィブラフォンを4本のマレットで演奏する「クロス・グリップ奏法」の達人。ジャズとクラシック、ロックなどジャンルの垣根を越えた活動で現代ジャズにも多大な影響を与えました。

最後にミルト・ジャクソンの名盤紹介

最後に、ミルト・ジャクソンの名盤を紹介して終わります。

『Milt Jackson Quartet(ミルト・ジャクソン・カルテット)』

モダン・ジャズ・カルテットのミルト・ジャクソンが、盟友パーシー・ヒース(ベース)、コニー・ケイ(ドラム)に加え、ピアノにはなんとホレス・シルヴァーを迎えたカルテット編成。

MJQよりも自由度が高く、ブルージーなミルト本来のスタイルを堪能できます。タイトル通りのシンプルな編成だからこそ、ヴィブラフォンの美しさと表現力がより際立つ1枚です。

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