どうも、ズワイガニです。
今回は、ハービー・ハンコックの初リーダー作品である『テイキン・オフ』を紹介します。
初めて聴く方も1曲目の『ウォーターメロン・マン』は聴いたことがあるかもです!
Takin’ Off(テイキン・オフ)
このアルバムは、1962年にレコーディングされたハービー・ハンコックの初リーダー作品です。
レコーディング・メンバーは以下になります。
- ハービー・ハンコック(p)
- フレディ・ハバード(tp)
- デクスター・ゴードン(ts)
- ブッチ・ウォーレン(b)
- ビリー・ヒギンズ(ds)
1960年にデビューしたハービー・ハンコックは62年に弱冠22歳にしてこのアルバムを制作しています。
ドナルド・バードのバンドでデビューした彼は、在籍中にドナルド・バードからブルーノート・レーベルのアルフレッド・ライオンを紹介してもらいました。
そして、2年間セッション・マンとして活動したのち、晴れてブルーノート・レーベルからデビュー・アルバムをリリースしたという流れのようです。
全曲オリジナル楽曲
このアルバムは、全曲彼のオリジナル曲で構成され、『ウォーターメロン・マン』は多数のミュージシャンにカバーされている楽曲です。
デビュー当時から作曲家としても優秀だったんですね。
結果論かもですが、彼の今後の活躍を考えると、ピッタリのアルバム・タイトルですね。まさに離陸したんだなって気がします(笑)
翌63年に彼は、マイルス・デイヴィス・クインテットに抜擢され、第二期マイルス・クインテットで活躍することになります。
レコーディング・メンバーにデクスター・ゴードンがいるのが面白いですね。
この頃のデクスター・ゴードンは、薬物から更生したあたりで再び音楽活動に本腰を入れ始めた頃だと思います。
フレディ・ハバードは、58年にニューヨークに進出して、60年代初頭にデビュー作含むリーダー作品をブルーノートからたくさんリリースしている頃です。
フュージョンやファンクなど様々なジャズのジャンルの最先端を走っているハービー・ハンコックの初リーダー・アルバムをぜひ聴いてみてくださいね!
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