どうも、ズワイガニです。
突然ですが、ブルースについて知っていますか?
元々のブルースと日本の歌謡曲のブルースとでは、まったく意味合いが違ってくるらしいんですよね。
今回は表題通り、ブルースについてざっくり解説していきます!
日本のブルースとは?
まずは日本の歌謡曲で使われるブルースについて触れていきたいと思います。
世代ではないのであまり存じ上げないのですが、森新一さんの『港町ブルース』や美川憲一さんの『柳ヶ瀬ブルース』など歌謡曲にはブルースと名のつく曲がたくさんあるんですね。
これらの曲は本場のブルースとは何が違うのでしょうか?
それはわしが解説しよう。
あなたは!
しったかJAZZ博士!!!
しったかじゃ〜。
博士!しょうもない登場のくだりは置いておいて、日本のブルースと本場のブルースの違いを早く教えてくださいよ!
ナチュラルに登場する方法がわからんのじゃ〜。
ブルースには最低限曲を構成する決まりみたいなのがあるんじゃ。
しかし、日本のブルースにはそういうのがなくての、悲しいメロディだったり哀愁の漂う雰囲気だったり暗い雰囲気の曲のことをブルースと呼んでいるのじゃ。
なんとなく切なげに作った曲のタイトルにブルースと付けたら定着しちゃったって感じですかね。
まあそんな感じじゃろう。知らんけど。
出た!知らんけど!知ったかぶりやな〜!!!
ただ、これはこれで日本のブルースなので、間違ってはおらんぞ。
日本のブルースって歌謡曲!って感じがしますよね。
関ジャニ∞の2ndシングル『大阪レイニーブルース』も歌謡曲っぽい曲調で作っていますもんね。
あ、関ジャニに詳しいんだ。
ブルースとは一体・・・
じゃあ、本場のブルースって何なんですか!?
ブルースとは元々アメリカに連れてこられてきたアフリカ系移民から発生した民族音楽のことなんじゃ。
宗教歌やワーク・ソングから発展してできたと言われておるの。
曲の構成も決まっておるんじゃ。
4小節を3つに区切った12小節構成が基本になっておるぞ。
なるほど、メロディパターンが3つしかないということですね。
メロディごとの構成を表すソング・フォームだとどうなるんですか?
4小節のAメロディ、それを少し変形させたA’メロディ、最後にBメロディ
このパターンの組み合わせが一般的じゃの。
【A-A’-B】という構成が一般的なんですね!
Romanticが止まらないね!
断じてC-C-Bではない。
ブルースの歌詞には定型があっての。
まずAが呼びかけのパートになっていて、A’でその呼びかけを繰り返して、Bで呼びかけに応えるというスタイルじゃ。
この他にもブルースがブルースたる所以みたいなものはあるんですか?
曲の構成の決まりごとだけだと弱い気がするんですよね・・・。
良い質問じゃな。
ブルースには、このブルーなフィーリングを醸し出すために、ブルーノートと呼ばれる音階がメロディに使われていることが特徴じゃな。
ブルーノートとはどのような音階なんですか?
3度・5度・7度(ミ・ソ・シ)のピッチが半音下がる音のことなのじゃ。
メロディの中にこれらの音を散りばめると哀愁を帯びたメロディ、つまりブルースっぽくなるようじゃな。
ここまで解説を聞いたら、ジャズのブルースって分かりそうですね。
チャーリー・パーカー作曲の『Now’s The Time』はブルースっぽいと思います!
デューク・エリントン作曲の『C-Jam Blues』もタイトルにもなっていますし、そうなんでしょうね!(ソングフォームが基本形ではないA-A-Aってことなのかな?)
みなさんも、ブルースについてどんな感じか掴めましたでしょうか?
参考になれば幸いです!
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