アフリカの民族打楽器、ジャンベとは【4コマ漫画付き記事】

漫画付き記事

どうも、ズワイガニです。

楽器って世界に何種類ぐらいあるんですかね?民族楽器まで含めるとすごい数になりそうですね。打楽器だけでも1000種類を超えているそうですよ。すごいですね。

今回は楽器の一つをピックアップして紹介していく記事になります!

さて、今回紹介する楽器は・・・。

〜記事に登場する人物〜
ズワイガニ
にわかジャズファン。マスク・オブ・カニ。


しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。よく見るとおしゃれメガネ。

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【4コマ漫画】楽器を紹介するぜ!

 

そして次回へ・・・

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ここからが次回です。

どうも、ズワイガニです。

前回楽器を紹介していくぜ〜!っていうテーマでピアノを紹介させていただきました。

今回はその続編になります!

さて、今回紹介する楽器は・・・。

ジャンベとは?

はい!ということで今回はジャンベを紹介します〜☆

ジャンベ、本当にやるんじゃな。というかこの記事、豪華2本立てみたいになっていないか?そう思うと1本目のピアノの情報量少なすぎじゃろ。

博士!そんなことは良いんで、早くジャンベの説明をしてください!

えっ、こわ。しょうがないの〜。それではジャンベの説明じゃあ!

ジャンベ(Djembe)は、西アフリカに起源を持つ伝統的な打楽器の一種です。特に、現在のマリ、ギニア、コートジボワール、ブルキナファソといった国々で使用されてきました。これらの地域は、かつて繁栄したマリ帝国の一部であり、その中のマンディンゴ文化圏でジャンベは日常生活や宗教的な儀式で重要な役割を果たしてきました。ジャンベの正確な起源を示す文献は存在していないものの、その歴史は少なくとも1230年頃に成立したマリ帝国まで遡ると考えられています。

ジャンベの構造について

ジャンベってどんな打楽器なんですか?

ジャンベは1本の木からくり抜かれた円筒形で、通常はアフリカの硬い木材(例えばリンガなど)が使われておるの。上部にはヤギの皮が張られており、これがジャンベの打面となるんじゃ。皮は鉄製の輪っかと縄でしっかりと張られ、適切な音程に調整されておるぞ。この張り具合によって、ジャンベの音の高さや音質が変わるため、演奏前に皮を温めたり、調整を行うこともあるんじゃよ。

ジャンベのサイズは、通常高さが60~65cm、直径が30~38cm程度なんじゃ。色々なサイズがあるのは、大きさに応じて異なる音域を持っているからじゃな。

ジャンベの奏法について

ジャンベって実際にはどうやって演奏するんですか?

演奏は3つの主要な音を使い分けて行なうのが基本じゃの。

  1. ベース音 – 深く響く低音。太鼓の中央部を手のひらで叩くことで出る。
  2. トーン – 明るい音。太鼓の縁の部分を指の根元で叩くことによって出る。
  3. スラップ – 鋭く高い音。太鼓の縁を開いた手で強く叩くことで出る。

これらの音を組み合わせて、ポリリズム(複数の異なるリズムが同時に進行すること)でリズミカルな演奏を生み出すんですね。

ジャンベの歴史と普及

ジャンベは元々儀式にも使われていたんですよね?どういった儀式に使われていたんですか?

そうじゃな〜、アフリカのマンデ系民族に由来しているジャンベは、数世紀にわたって宗教的な儀式のほかに祭り、結婚式、収穫祭など、あらゆる社会的な場面で使用されてきたんじゃ。特にマリ帝国時代(13世紀~16世紀)には、王室の儀式や戦士たちの祝賀に用いられたと言われておるんじゃ。

その時はどのように演奏されていたのでしょうか?

グループでの演奏が基本だったらしいの。ギニアの伝統的な演奏では、リード奏者(ジャンベフォラ)が即興でリズムを引っ張り、それに他のジャンベ奏者やベースとなる太鼓(ドゥンドゥンやサンバン、ケンケニ)とともに複合的なリズムを展開していたそうなんじゃ。このリズムでの会話がジャンベ音楽の醍醐味なんじゃな〜!

打楽器だけの即興演奏ってすごくないですか?リズムで会話って意味が分かります・・・。それからジャンベが世界中に広まっていくのは何かきっかけがあったんですか?

ママディ・ケイタというギニア出身の伝説的なジャンベ奏者がいてな。ママディ・ケイタが世界的にその名を知られるようになり、ジャンベの技術と文化が広まる大きなきっかけとなったんじゃ。背景としては、1960年代にアフリカ諸国で独立運動とアフリカン・ナショナリズムが高まったのじゃ。特にギニアでは、独立後に自国の伝統文化を強化するため、伝統音楽家の発掘と育成を進める政策が実施されたんじゃが、この一環として国立のバレエ団が設立され、この時にママディ・ケイタを含むジャンベのソロ奏者が大いに活躍したのじゃ。しかし、政情不安が増すと、ママディ・ケイタはフランスへと移住せざるを得なくなったのじゃが、この出来事が結果としてジャンベをヨーロッパに広める契機になったというわけなんじゃ。

おわりに

今日では、ジャンベはアフリカ音楽のみならず、ワールド・ミュージックやポップ音楽の中にも取り入れられ、世界中で演奏される楽器となっています。

マイルス・デイヴィスもポリリズムを追求しているように、ジャズはアフリカ系アメリカ人の文化と密接に関わっているので、アフリカのリズムがジャズに与える影響もまた大きいのです。

最後に、ガーナ出身のジャンベ・マルチ打楽器奏者、ウィーディー・ブライマのアルバムを紹介して終わりたいと思います。ジャンベをはじめコラやンゴニといったアフリカの楽器と、ジャズやヒップホップ、フュージョンなどの要素が融合されていて、アフリカのリズムを基盤にした新しい音楽表現を探求しているアルバムです。

4コマ作者

502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
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