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クリフォード・ブラウンの憧れ、ファッツ・ナヴァロってどんな人物?

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

ビ・バップのパイオニアと言われるトランペッター、ファッツ・ナヴァロ。

彼は26歳でこの世を去ったが、クリフォード・ブラウンをはじめ、後のプレイヤーに与えた影響は大きかった。

今回はファッツ・ナヴァロについて紹介します。

 

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ファッツ・ナヴァロってどんな人物?

ファッツ・ナヴァロは1940年代ビ・バップ初期の重要なトランペット奏者の一人です。

ファッツという芸名の通り、体重は100kg近くあったそうです。

ナヴァロのトランペットはフレーズの骨格にブレが無く、太く豊かな音色が特徴で、テクニックに優れていたと言われています。

少年時代のクリフォード・ブラウンは、ナヴァロに影響を受けて、彼のプレイをコピーしていたと言います。

大人になってもクリフォード・ブラウンはインタビューで「最も好きなトランペット奏者は?」と聞かれると、必ず「ファッツ・ナヴァロ」と答えたそうです。

 

以下のバド・パウエルの記事で、バド・パウエルとファッツ・ナヴァロが喧嘩をしたエピソードを紹介しましたが、普段のナヴァロは優しい性格で、利己的でない好青年だったそうです。

 

ディジー・ガレスピーの後釜として

ファッツ・ナヴァロのテクニックが優れているというエピソードを1つ紹介します。

1945年にディジー・ガレスピーがビリー・エクスタイン楽団を退団する際、後任としてナヴァロを推薦しました。

実際に雇ってみると、エクスタインはナヴァロのテクニックに感嘆しました。

ディジー・ガレスピーとまったく同じことができたからです。

 

26歳の若さで

ナヴァロはサヴォイとブルーノートの2つのレコード会社にかなりの録音を残しています。

ブルーノートにまとめられたファッツ・ナヴァロのアルバムがオススメ↓

『The Fabulous Fats Navarro, Vol. 1』の7曲目の『Wail』は、上述したバド・パウエルとバチバチにやりあったときの演奏を聴くことができます。

 

ナヴァロの晩年は、違法な薬と結核により、ファッツというあだ名はみる影も無く、死の直前は32kg前後にまで体重が落ちていたそうです。

そして、1950年7月に26歳の若さでこの世を去りました。

 

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