どうも、ズワイガニです。
今回はジャズではリズム隊に分類される伴奏楽器、ピアノについて紹介します!
ピアノってどんな楽器?
鍵盤楽器であるピアノは和音もメロディも奏でることができ、また、打楽器的なリズムも産み出せるため、『ひとりオーケストラ』とも言われています。
例えば、左手でベースラインを弾きながら、右手でメロディラインを弾くことで、伴奏と主旋律がピアノのみで完結するわけです。
ジャズでは、ピアノはリズム・セクションに分類され、基本的に他の楽器がソロの時はコード演奏を適宜挿入することでバッキングを行います。
しかし、いざソロパートになれば、右手でアドリブ演奏を繰り出し、自在な演奏でメロディ楽器に対抗します。
ピアノ奏者の一例
ピアノ奏者のすごい人たちの一例を挙げていきたいと思います。
ピアノの有名な奏者
バド・パウエル:ビ・バップの創始者の一人。
セロニアス・モンク:バップの高僧と呼ばれた。名曲も数多く残した。
オスカー・ピーターソン:超絶技巧から鍵盤の皇帝と呼ばれた。
ビル・エヴァンス:繊細なアレンジと叙情的なメロディはジャズの芸術的価値を高めた。
ハービー・ハンコック:1960年以降の多彩なジャズ・スタイルの最先端。
トミー・フラナガン:有名作に多く顔を出した最強のサイドメン。
グランドピアノとアップライトピアノの簡単な違い
電子ピアノを除くと、ピアノは大きく分けて、グランドピアノとアップライトピアノの2種類あります。
アップライトピアノは、限られた設置面積でピアノ演奏が楽しめるよう、弦を縦に張りコンパクトにしたものになります。
グランドピアノは構造上、ピアノ全体が共鳴体となり、低音から高音までのびやかな響きとなりますが、アップライトピアノは、ピアノの裏側にのびていくのと一般的に壁際に設置する事が多いため、音がこもりがちになってしまいます。
そのため、ジャズのレコーディングには必ずグランドピアノが使用されるそうです。
最後にビル・エヴァンスの名盤紹介
最後に、ビル・エヴァンスの名盤を紹介して終わります。
『Waltz For Debby』
ニューヨークのクラブ『ヴィレッジ・ヴァンガード』で実況録音されたアルバム。
特に日本で人気となった作品で、日本での累計売上は50万枚以上となっています。
表題曲『ワルツ・フォー・デビイ』は、当時2歳だった姪デビイのために作曲したもので、愛らしい曲調のジャズ・スタンダードとして親しまれています。
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