愛称は”サッチモ”、ルイ・アームストロングってどんな人?【4コマ漫画付き記事】

JAZZあれこれ

君はルイ・アームストロングを知っているか。

突然すみません、ファースト・ガンダムの次回予告のナレーションみたいに言っちゃった。

改めまして、どうも、ズワイガニです。

ルイ・アームストロングは、ジャズ史にその名を刻む偉大な音楽家であり、彼の存在なくしてジャズの発展を語ることはできません。トランペットの名手としてだけでなく、独特のハスキーボイスやスキャット唱法で知られる彼は、20世紀の音楽界において圧倒的な影響力を持ち続けました。彼の愛称「サッチモ」には、彼の人柄や音楽に対する情熱が凝縮されています。

ということで、今回はルイ・アームストロングのことを学んでいきましょう!

〜記事に登場する人物〜
ズワイガニ
にわかジャズファン。カニのお面を被ったチャーミング男子☆カニよりヒトの体積の割合が多いことからヒト科。


しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。見た目がテンプレートのようだが、しっかりとテンプレに寄せにいった見た目の博士。しった科。

スポンサーリンク

【4コマ漫画】ルイ・アームストロング 〜ジャズとの出会い〜

はじめに

いきなり脱線して申し訳ない!4コマで触れている通り、僕のキーボードの椅子が脚立だったんですけど、この前ちゃんとした椅子を買ったんですよ。

そうか、わしは安心しておるよ。おぬしがヤバいやつじゃなくて。

ちなみに、脚立を買った時は、脚立として使う用にではなく、ホームセンターで見かけた時に可愛い!と思って部屋に置く用に買ったんですよ。

すまん、訂正。普通にヤバいやつじゃった。

そろそろ本題レッツゴー☆

話題の切り替え方どうなっとるんじゃ・・・。

ルイ・アームストロングとは


ルイ・アームストロング(1901年 – 1971年)
ジャズトランペット奏者、シンガー。
1901年、米国ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。彼の情熱的なトランペット演奏と独特のハスキーな歌声は、ジャズを世界的に広める原動力となり、多くの人々に影響を与えた。代表曲「What a Wonderful World」や「Hello, Dolly!」で知られ、20世紀を代表する音楽家としてその名を刻んでいる。

ということで、ルイ・アームストロングは知っておるかの?

知っていますよ!ダミ声おじさん!

まあ、間違ってはないんだけども(汗)ルイ・アームストロングは、1901年に米国ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれ、ジャズの発展と共に歩み、トランペッター、シンガー、バンドリーダー、エンターテイナーとしての多彩な才能を融合させ、ジャズを世界中に広めることに大きく貢献した人物じゃ。彼の功績はジャズの枠を超えたキャラクターとして人気者になったことではないだろうか。独特のハスキーボイスと、スキャット唱法の普及、そして彼が放つ人懐っこい笑顔と温かい性格が、ルイ・アームストロングを単なるミュージシャン以上の存在にした一因になっていると思うぞ。

確かに〜!って、ん?スキャット唱法の普及?スキャットってなんぞ?

ルイ・アームストロングがスキャットを広めた?

スキャットとは、言葉ではなく無意味な音節で即興的に歌う技法のことじゃ。メロディにのせて「ドゥビドゥバビ〜♪」って歌うやつじゃな。ジャズにおけるスキャット唱法は、ルイ・アームストロングによって広く知られるようになったと言っても良い。

どういった経緯でジャズにスキャットが一般的に使われるようになったんですかね?きっかけとかあったんですか?

とっても良い質問じゃ。あとでアメちゃんをあげよう☆

アメちゃん、最高〜〜〜〜〜〜☆うりぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(この喜びよう・・・ただのアメやぞ・・・)時は1926年、彼が『Heebie Jeebies』という曲のレコーディングをしていた時のことじゃ。曲の途中で彼は、歌詞が書かれた紙をうっかり床に落としてしまい、歌詞を失ったまま進行することになるんだが、思い出せない歌詞は即興で意味のない音節を用いてカバーしたのじゃ。

あらま!偶然的にスキャットで乗り越えたわけですね!

ただ、彼自身は、この即興のテイクが採用されることはないだろうと考えていたんだが、意外にもレコーディングスタッフはそのテイクを気に入り、最終的にこのバージョンが正式にリリースされることとなったというわけじゃ。この一件は、アームストロングがスキャット唱法を広めるきっかけとなり、ジャズの歴史に残る伝説的なエピソードとして語り継がれているぞなもし。

ルイ・アームストロングの生い立ち

話を戻しますが、ルイ・アームストロングは少年院でトランペットに出会ったんですよね?

まあそうじゃな、彼が生まれ育ったのは、ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人が多く住む比較的貧しい居住区だったんじゃ。子供の頃、祭りに浮かれてピストルを発砲してしまい、少年院に送られてしまうのだが、そこで音楽プログラムに参加し、初めてコルネット(トランペットをぎゅっと短くしたような楽器)を手にする機会を得たのじゃ。この経験が、彼の人生を大きく変える転機となったんじゃな〜。

まさに運命の出会いですね!

地元、ニューオーリンズのジャズシーンで経験を積んだ後、彼は1920年代にシカゴに移り、キング・オリバーのバンドに参加したんじゃ。これが彼のキャリアにおける大きな飛躍となり、彼の名声が急速に高まることになる。その後、ニューヨークに移り、ジャズの中心的存在となるとともに、彼のスタイルは多くのミュージシャンに影響を与えることになるのじゃな。

ルイ・アームストロングの愛称”サッチモ”

そういえば、アームストロングにはあだ名があるんですよね!

そうそう、サッチモという愛称で親しまれておるんじゃ。

なんでサッチモ!?

由来にはいくつかの説があるんだが、「Satchel Mouth(サッチェル・マウス)」が短縮された説を挙げておこう。「Satchel Mouth」は、直訳すると「カバンの口」という意味で、アームストロングの大きく広がった口元を指しているんじゃ。最初は「Satchel Mouth」と略さずそのまま、彼の友人や同僚たちから親しみを込めて呼ばれていたんだが、アームストロングがイギリスを訪れた際に、現地のジャーナリストが彼のニックネームを誤って「Satchmo」と書き、なんとそれが定着してしまったんじゃな。

なるほど、そういう経緯でサッチモになったんですね。

「サッチモ」という愛称は、アームストロングの音楽と同じく、彼自身の魅力を象徴するものであり、彼のユーモアや人懐っこい性格を表しておるの。彼が世界中をツアーで回った際にも、この愛称はすぐに広まり、彼の親しみやすさを伝える一助となったことだろう。ルイ・アームストロングの音楽が世界中に愛されるのと同じように、「サッチモ」という愛称も彼の音楽史において欠かせない一部となっているんじゃ。

【オススメの名盤】Louis Armstrong Plays W.C. Handy

ルイ・アームストロングのことが少しだけ分かってきました!最後に、肝心な音楽のところですが、何を聴いたら良いですかね?オススメの1枚を教えて〜!

ルイ・アームストロングの膨大なディスコグラフィーの中で、特におすすめしたいアルバムといえば『Louis Armstrong Plays W.C. Handy』はいかがだろうか。このアルバムは、「ルイ・アームストロングがW.C.ハンディの楽曲を演奏したよ」というもので、1954年にリリースされ、彼のキャリアの中でも特に高い評価を受けているんじゃ。W.C.ハンディは「ブルースの父」として知られ、このアルバムは彼の楽曲をアームストロングが独自の解釈で演奏したものになるのだが、当時このアルバムを聴いたハンディがあまりの素晴らしさに涙を流したという逸話があるんじゃよ。

ほえ〜!聴きたくなってきました!

このアルバムには、『St. Louis Blues』や『Beale Street Blues』など、W.C.ハンディの代表曲が収録されており、アームストロングの演奏が楽曲に新たな命を吹き込んでおるぞ。彼の演奏は、ブルースの哀愁とジャズの自由さを見事に表現しており、アームストロングの芸術性が存分に発揮された一枚といえよう。

おわりに

いや〜、アームストロングのディズニー・アルバムのこととかエラ・フィッツジェラルドとのアルバムのこととかまだまだ聴きたいことはあるんですけど、とりあえず今はお腹いっぱい(笑)博士、お疲れっした!!!

今回も遺憾なく知ったかぶりを発揮できて何よりじゃ。それでは、ルイ・アームストロングについて語った偉大なミュージシャンの言葉で締めようと思う。ほな、アデュー。

天才トランペッター、ウィントン・マルサリス
「色々なトランペット奏者の良い所を盗もうとしたけど、アームストロングだけは盗めなかったんだ。とにかく凄すぎるからさ。」
ジャズの帝王、マイルス・デイヴィス
「アームストロングは喋りまでジャズになっている。」

4コマ作者

502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
Xはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました