どうも、ズワイガニです。
これからピアノを始める方、始めたばかりの方が楽譜が掲載されている教則本を手に取った時に思うことがあります。
バイエルってなんぞ?
初心者向けのピアノ教則本で目にする『バイエル』
ピアノを習い始めた人や、子どもの頃にピアノを学んだ経験のある人なら、一度は目にしたことがあるであろう名前、それが『バイエル』です。まさに私も今目にしています。
これとか。
これとか。
これとか。
これらは、知り合いの娘さんにいただいた1冊とブックオフで買った2冊です。中年が男のプライドを全て捨て去って集めたこの3冊にも書いてあるんですよ。
『バイエル』って。
一体『バイエル』とは何なんでしょうか?『バイエルン・ミュンヘン』なら知っているんですけど。バイエルだけに。
『バイエルン・ミュンヘン』はブンデス・リーガ(ドイツのリーグ)のつよーい名門サッカー・クラブのことじゃよ。
博士!その情報はいらない!
『バイエル』って何?
『バイエル』とは、19世紀にドイツの作曲家でありピアノ教師でもあったフェルディナント・バイエルによって編修されたピアノ教則本のことを指します。1841年に初版が出版されて以来、世界中で広く用いられ、特に日本では長年にわたりピアノ教育の基礎として親しまれてきました。全106曲からなるこの教則本は、初心者でも無理なく取り組めるように、簡単なものから徐々に難易度を上げていく構成となっています。
バイエルピアノ教則本の特徴は、その体系的なアプローチにあります。ピアノの基礎である音符の読み方や指の使い方から始まり、徐々に音楽の表現力を高めていくステップが用意されています。単なる指のトレーニングにとどまらず、リズム感や読譜力を自然に養うことができるため、子どもから大人まで幅広い年齢層に対応しています。また、クラシック音楽の要素が随所に取り入れられており、音楽の基礎を学ぶ上で非常に有用な教材とされています。
『バイエルピアノ教則本』の作者
バイエルピアノ教則本の作者であるフェルディナント・バイエルは、1803年にドイツで生まれました。彼はピアニストとしてだけでなく、作曲家、編曲家としても活躍し、特にピアノ教育において大きな功績を残しました。バイエルの作品の中でも最も有名なのが、彼の名を冠したこの教則本です。
バイエルは、音楽教育が特定の才能を持つ人だけのものではなく、誰もが楽しみながら学べるものであるべきだという信念を持っていました。彼はピアノ教育の普及を目指し、音楽の初心者にも取り組みやすい教材を作ることに情熱を注ぎました。その結果として生まれたのが、このバイエルピアノ教則本です。
当時、音楽教育は一部の特権階級に限られていましたが、バイエルの教則本は、より多くの人々が音楽に触れる機会を提供しました。彼の教材は、ただ技術を習得するだけでなく、音楽の楽しさを感じることができるよう工夫されています。こうした理念は、現在に至るまで多くのピアノ教師や学習者に受け継がれています。
『バイエル』を極めし者は・・・
バイエルピアノ教則本を使ってピアノの基礎を学んだ後、多くの学習者はその先のステップへ進みます。『バイエル』はあくまで基礎であり、この教則本をしっかりと修了することで、次のレベルへと進む準備が整います。
ああ、『バイエル』を極めし者は、より高度な技術や音楽理論に取り組むことができるようになるであろう。
え、何そのお告げみたいな言い方。もちろんこのルートを通らない人もいると思いますが、『バイエル』から入るのが基本ルートになっているってことですよね!
具体的には、『バイエル』を修了した後、より複雑なリズムや和音、表現力が求められる教材に進むことが一般的です。例えば、チェルニーやブルクミュラーの練習曲、そしてソナチネなど、クラシック音楽の主要な作品に挑戦することが可能になります。
また、『バイエル』で得た基礎力は、クラシック音楽以外のジャンルにも応用可能です。例えば、ポピュラー音楽やジャズの演奏にも役立ちます。『バイエル』を極めた学習者は、音楽の幅広いスタイルに対応できる柔軟性を持ち、様々な音楽ジャンルを楽しむことができるようになります。
おわりに
バイエルピアノ教則本は、ピアノ学習の入り口として長年にわたり愛され続けてきました。そのシンプルでありながら効果的なアプローチは、多くの人々に音楽の楽しさを伝え、ピアノ教育の基礎を築いてきました。
これからピアノを学ぼうとする人、あるいは再びピアノに挑戦しようとする人にとって、『バイエル』は今なお有効な学習ツールです。この教則本を手に取り、ピアノの基礎をしっかりと身につけることで、自身の音楽の世界をさらに広げていきましょう!
『バイエル』は、多くのピアノ学習者にとってのスタート地点であり、音楽の楽しさを発見するためのガイドでもあります。これからピアノを始めるか迷っている方!何歳からでも音楽は始められます。さあ、私と一緒に音楽の旅に出てみませんか?一歩踏み出すことが不安ですか?大丈夫ですよ。安心してください。下を見てください。まったく上達しない私がいますよ!きぇえええ!
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