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コンピングってどういう意味?【音楽用語解説】

座学あれこれ

どうも、ズワイガニです。

ジャズについて調べたり本を読んだりしていると、「コンピング」という言葉を聞いたことはありませんか?

主にジャズで使われる用語なんですけど、今回はこの「コンピング」について分かりやすく解説していきます!

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コンピングとは

コンピングとは、リズム楽器による伴奏のことをいいます。

日本では伴奏のことを「バッキング」と呼ぶ方がメジャーですよね。私もこのブログを始めて間もない頃は、バッキングという言葉しか知りませんでした。

でも、ジャズの世界、特に欧米では「コンピング」と言う方がメジャーなんです。

実は、バッキングとコンピングには少しニュアンスの違いがあります。

バッキング(Backing)はメイン・パートの後ろ(Back)で支える伴奏というイメージですが、コンピングは単なる伴奏にとどまりません。

ジャズにおけるコンピングは、ソリスト(例えばアルト・サックスやテナー・サックスを吹く人)の演奏に反応して、合いの手を入れたり、リズムや和音で刺激を与えたりする、すごくインタラクティヴな伴奏なんです!

語源は英語の「accompany(伴奏する)」や「complement(補完する)」から来ていると言われています。ソリストと会話するように演奏を引き立てる、まさにジャズならではの「名脇役」といった感じですね!

ピアノやギターが担当することが多いですが、ドラムがスネアやバス・ドラムで合いの手を入れることもコンピングと呼びます。

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コンピングの名演が聴けるアルバム

素晴らしいコンピングが楽しめる名盤を一つ紹介しますね!

Someday My Prince Will Come / マイルス・デイヴィス (1961)

このアルバム(※邦題は『いつか王子様が』)では、ピアニストのウィントン・ケリーが素晴らしいコンピングを披露しています。

マイルス・デイヴィスのトランペットや、ゲスト参加したジョン・コルトレーンのテナー・サックスのソロに対して、絶妙なタイミングで合いの手を入れる彼のピアノは必聴です!

ソリストの熱量に合わせてバンド全体を盛り上げる、まさにコンピングのお手本のようなプレイが楽しめますよ。

違う意味で使われるコンピング

さて、そんなコンピングですが、音楽制作の世界では全く違う意味で使われることがあります。

それは、オーディオ編集において「複数のテイクやトラックから良い所を繋ぎ合わせること」です。

例えば、ヴォーカルを何度もレコーディングして、「1番のAメロはテイク1が良い」「サビはテイク3が最高!」というように、一番良い部分だけを切り貼りして最高の1トラックを作る作業ですね。これもコンピングといいます。

この場合に使われるコンピングは、「composite(合成)」や「composite track(合成トラック)」が元になった言葉なんです。

  • ジャズの伴奏のコンピング = 「accompany(伴奏)」や「complement(補完)」がルーツ
  • オーディオ編集のコンピング = 「composite(合成)」がルーツ

それぞれ全く別の言葉から「コンピング」という用語が生まれているんですね!

おわりに

いかがでしたか? 今回は「コンピング」について解説しました!

ジャズを聴くときは、メインのソロだけでなく、ピアノやギター、ドラムがどんな風に「コンピング」してソリストを盛り上げているのかに注目してみると、もっとジャズのライヴや音源を楽しむことができますよ!

ぜひ、お気に入りのアルバムやライヴ・ヴァージョンを聴き返して、コンピングの掛け合いを楽しんでみてくださいね。

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