どうも、ズワイガニです。
ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィス、ディジー・ガレスピー、クリフォード・ブラウン、リー・モーガン、ウィントン・マルサリスといった名手たち。ジャズの歴史を振り返ると、トランペットは常に中心的な役割を果たしてきました。
ところで、ジャズ初心者の皆さんはトランペットのことをどこまで知っていますか?ざっくりとしか知らないという方、今回はジャズを彩るハイ・トーン楽器、トランペットについて簡単に紹介します!
トランペットってどんな楽器?
金管楽器の中で比較的高音パートを担当する楽器。
トランペットは、吹いた時の唇の振動を金管の中に伝え、3本のバルブを操作して音程を変える楽器です。
右手の指3本だけで演奏できて、左手はトランペット本体を支えるだけになります。
楽器素人からすると、これだけシンプルなのに、ジャズの複雑なアドリブを聴くと、シンプルな構造の楽器ほどすごく難しいのでは!?と思ってしまいますね。
ハーフ・バルブ(ピストンを半分ぐらい押し下げた状態)で、押しつぶされたような音色を意図的に出す手法があるのですが、これはジャズ・トランペッターがたまに使う手らしいです。
また、トランペットの開口部に弱音器を取り付けて演奏するミュート奏法はジャズ・トランペットにおける魅力の一つです。
ジャズトランペット奏者の一例
トランペット奏者のすごい人たちの一例を挙げていきたいと思います。
トランペットの有名な奏者
マイルス・デイヴィス:ジャズの帝王。クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョンといった様々なスタイルを生み出し、時代ごとに革新を起こしてきた。彼の歩みそのものが、モダン・ジャズの歴史と言えるほど。
ディジー・ガレスピー:ビ・バップの開祖のひとり。高速なフレーズと複雑なコード進行によるスタイルを確立し、ジャズに知的で刺激的な要素をもたらした。また、アフロ・キューバン・ジャズの先駆者としても知られ、陽気な性格と膨らんだ頬でファンを魅了した。
クリフォード・ブラウン:ハード・バップ期の巨人。24歳という若さで夭折したが、その間に残した演奏は極めて高い完成度を誇る。温かく流麗な音色と正確なテクニックで、多くの後進プレイヤーに影響を与え続けている。
リー・モーガン:ハード・バップを代表する名プレイヤー。18歳でアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに加入し頭角を現す。代表曲『ザ・サイドワインダー』はジャズとR&Bの橋渡しとしてもヒットし、ジャズをより広い層に届けた。
トランペット奏者がよく持ち替えているコルネットとは?
コルネットは、トランペットをギュッと短くしたような見た目の楽器です。
トランペットよりも、やわらかく、まろやかな音色なのが特徴。
コルネットは美しい音を出すのが難しいらしいです。
ルイ・アームストロングがよく使っていたのが印象的ですね!
最後にマイルスの名盤紹介
最後に、マイルス・デイヴィスの名盤を紹介して終わります。
『Kind Of Blue』
全世界でのセールスはなんと1000万枚以上!超ロングセラーアルバムです。
従来のコード進行に基づく即興演奏に対し、コード進行を単純化し音階(モード)に基づいて即興演奏を行ったモード・ジャズの初期の録音にして代表的な作品です。
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