ジャズのアドリブ第一段階、メロディ・フェイクとは?

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

今回は、テーマ・メロディを崩して演奏する用語、メロディ・フェイクについて解説します!

 

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フェイクとは?

モダン・ジャズでは基本的に、テーマというその曲の顔となる譜面を基に演奏するパートがあります。

全体の流れとしては、大まかに『テーマ→アドリブ→テーマ』という感じで、冒頭にテーマがあった後に、アドリブ・パートに移行して各ソロを回し、最後にテーマに戻ってEND。

という流れが分かりやすいジャズの形になります。

しかし、テーマ部分は譜面を基に演奏しますが、譜面通り忠実に演奏しません。

ええ、どうゆうこと〜!?

つまり、テーマをそのまま演奏せずに、原型を残しつつ部分的に崩したり変化をつけて演奏するということです。これをフェイクといいます。

 

フェイクはアドリブの第一段階

例えば、異なるプレイヤーが同じ曲を演奏しているのを聴いてみると、部分的にちょっとだけタイミングを早めたり、遅らせたり、強弱を付けたり、それぞれテーマ・メロディが違うことが分かります。

フェイクとは、アドリブの第一段階です。プレイヤーの数だけフェイクされたテーマ・メロディが存在します。

ぜひ同じ曲のいろんなプレイヤーのバージョンを聴いてみてくださいね!

 

いろんなキャラバンを集めてみた

『Caravan』は、デューク・エリントンとエリントン楽団のトロンボーン奏者ファン・ティゾールが1935年に作曲した曲です。

アフロ・キューバン・ジャズ(ラテン・ジャズの一種)の代表曲でスタンダード・ナンバーとして知られています。吹奏楽でもよく演奏される曲でもあります。

今回は4人のピアノ・トリオの『Caravan』を集めてみました。

ぜひ聴き比べてみてください!

 

・デューク・エリントンの『Caravan』

・オスカー・ピーターソンの『Caravan』

・セロニアス・モンクの『Caravan』

・トミー・フラナガンの『Caravan』

 

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