拍、テンポ、拍子とは?

座学あれこれ

どうも、ズワイガニです。

早速ですが、音楽を初歩の初歩から学んでいこうという音楽座学コーナーを作りました!

第1回目のテーマは、リズムの基本中の基本。「拍(はく)」「テンポ」「拍子(ひょうし)」です!

スポンサーリンク

拍とは?

楽譜には「音の高さ」と「音の長さ」が書かれていますよね。

この長さを測るための単位が、拍(ビート)です。

英語でいう「ビート(beat)」!

たとえば「4ビート」や「8ビート」って聞いたことありませんか?まさにそれです!

一定の間隔で刻まれる音のことを「拍」といいます。

例えば、電車の踏切音の「カン・カン・カン・カン…」を思い出してみてください。

この「カン」の間隔はいつも一定ですよね。

この「カン」に合わせて手拍子をすれば、それが拍を感じるということです。

つまり、拍=一定の間隔で刻まれるリズムの基本単位なんですね。

テンポについて

さて、「拍」がわかったところで次は「テンポ」。

テンポとは、その拍がどのくらいの速さで進むか、つまりスピードのことです。

「拍」の長さが、「テンポ」です。

テンポは「1分間に何回拍を刻むか」で表します。

この単位を BPM(Beats Per Minute) といいます。

1分間の「拍」の回数の単位:BPM(beats per minut)

例えば、時計の秒針は1秒に1回拍を刻んでいるので、1分間に60回拍を刻んでいます。

1分間の「拍」の回数がBPMですので、この場合は60BPMになります。

1秒に2拍なら120BPM、2秒に1拍なら30BPM、というようにテンポって決まるんです。

曲の速さを数字で表せるって、ちょっと理系っぽくて面白いですよね!

正確なテンポを覚えるには

正確なテンポを計るツール、メトロノームを使います。

 

このメトロノームを用いて、正確なテンポを体に覚え込ませたりします。

昔はカチカチと鳴る機械でしたが、今はスマホ・アプリがあるので便利ですね!

拍子とは?

拍とテンポがわかったら、次は「拍子」。

拍子とは、いくつかの拍をひとまとめにしたグループのことです。

「拍」をグループごとにまとめたものが「拍子」。

例えば、『チューリップ』という歌があります。

この歌は4つの拍を1つのグループとしてまとめられています。

さー いー たー ー | さー いー たー ー | ちゅー りっ ぷー のー | はー なー がー ー | ・ ・ ・ ・

というように、「1 2 3 4 | 1 2 3 4 |・・・」と数えながら進むのが4拍子(4ビート)です。

一方で、3つの拍を1グループにした曲もあります。

「1 2 3 | 1 2 3 |・・・」と数えるリズム。

これは3拍子といって、ワルツなどによく使われます。

強拍と弱拍

拍子を意識して聴いてみると、最初の拍がちょっと「ズシン」と感じられませんか?

その「ズシン」強拍(きょうはく)

それ以外の軽い拍を 弱拍(じゃくはく) といいます。

一番重心にあたる拍を「強拍」、それ以外の拍を「弱拍」という。

『チューリップ』の例でいうと、以下の太字にあたる部分が「強拍」になります。

さー いー たー ー | さー いー たー ー | ちゅー りっ ぷー のー | はー なー がー ー | ・ ・ ・ ・

ちなみに、このような4拍子では、3拍目が「中強拍」と言われるのですが、いきなり色んなことを覚えるとややこしいので、今回はこの辺で(笑)

おわりに

ということで、座学の第一回目、いかがでしたか?

音楽のリズムって、「拍 → テンポ → 拍子」と順に理解すると、ぐっとわかりやすくなりますよ!

用語 意味
拍(ビート) 一定の間隔で刻まれるリズムの基本単位
テンポ 拍の速さ(1分間の拍の回数)
拍子 拍をグループにまとめたもの
タイトルとURLをコピーしました