どうも、ズワイガニです。
サックスなどの奏法で、フラジオと呼ばれる奏法があります。
フラジオ奏法はサックス初心者にとってのハードルであり、憧れでもあります。
今回は、フラジオ奏法がどういうものかを説明します!
フラジオってなに?
フラジオは、倍音奏法とも呼ばれ、木管楽器などを普通の使い方ではない方法で音を出し、倍音を発生させて、倍音で鳴っている音を強調して鳴らす奏法です。
例えば、サックスで基音となる音を吹いた際、基音と共にかすかに基音より高い音が鳴っています。これが倍音です。
この時の倍音で鳴っている音を強調して基音として聴こえるように鳴らすことが、フラジオの原理になります。
つまり、フラジオ奏法により通常より高い音を出すことができるため、楽器の持っている音域が広がるというわけです。
そのため、フラジオ奏法は、普通とは違う特殊な方法で音を出す必要があるんですね。
ちなみに、フラジオを英語ではハーモニクスと言うそうです。
フラジオと呼ばれる由来は?
フラジオ奏法は、フラジオレット(flageolet)という楽器の名前が由来となっています。
フラジオレットは、フルートの一種で、木管楽器の縦笛です。ニッケルなどの金属で作られていて、くちばし状の吹き口で、指孔は6個あります。
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「フラジオレット (楽器)」を素材として二次利用しています。
ティン・ホイッスルという楽器に取って代わられて、20世紀ごろに製造されなくなり、現在はほとんど演奏されることがないようです。
↓これがティン・ホイッスルです。
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「ティン・ホイッスル」を素材として二次利用しています。
フラジオレットのような柔和な音を出せるようにと開発された奏法なので、フラジオ奏法と呼ばれるようになりました。
コメント