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ジョン・コルトレーン入門|絶対に聴きたい名曲3選【4コマ漫画付き記事】

JAZZあれこれ

どうも、ズワイガニです。

2026年9月23日は、ジャズ界に燦然と輝くジャズの巨人、ジョン・コルトレーンの生誕100周年という記念すべき日です!

現在、世界中で「COLTRANE 100」というグローバル・プロジェクトが展開されていたり、未発表音源のリリースや特別なライヴ・イベントなど、ジャズ・シーンはコルトレーン一色に染まっています。

日本でもリマスター盤がダウンロードランキングの上位に食い込むなど、その熱気はとどまることを知りません。

そこで今回は、このアニバーサリー・イヤーを記念して、「名前は聞いたことあるけど、何を聴けばいいかわからない・・・」というジャズ初心者の方に向けて、ジョン・コルトレーン入門編をお届けします!

〜記事に登場する人物〜
ズワイガニ
にわかジャズファン。この記事のライターで助手。なぜかジャズと全く関係のない蟹のお面を付けている。


しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。このブログの解説役である博士。知ったかぶりのくせに博士と名乗っている。

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【4コマ漫画】COLTRANE100

生誕100周年!「COLTRANE 100」って何?

というわけで、今回はジョン・コルトレーン特集ですね!

うむ!2026年の今年はコルトレーン生誕100周年ということで、世界中で「COLTRANE 100」というプロジェクトが進行しておるんじゃ。

公式サイトもすごくかっこいいですよね!未発表のライヴ録音『タイベリ・テープス』がリリースされたり、過去の名盤のリマスター・ヴァージョンがランキング上位に入ったりと、すごい盛り上がりを感じます!

そうじゃな。100年経ってもこれだけ愛されているのは、彼の音楽が常に進化し、人々の心を打ち続けている証拠じゃ。

100年前の1926年生まれってことは、大正時代ですか!?そんな昔に生まれた人の音楽が、今でも最先端でかっこいいって、本当に信じられないですよ・・・!

まさに「ジャズの巨人」と呼ばれる所以じゃな。

コルトレーンってどんな人?

そもそも、コルトレーンってどんな人なんですか?「ジャズの巨人」っていうからには、身長が3メートルくらいあったとか・・・?

バカモノ!身長ではなく、ジャズ界に与えた影響が巨人級なんじゃよ!ジョン・コルトレーンは主にテナー・サックスやソプラノ・サックスを吹いていたミュージシャンじゃ。

なるほど!最初から天才サックス奏者としてブイブイ言わせてたんですか?

いや、それが実は遅咲きの苦労人なんじゃよ。若い頃は目立った存在ではなくてな。1955年に、あの有名なトランペット奏者、マイルス・デイヴィスのバンドに抜擢されたことでようやく運命が動き出したんじゃ。

おおっ!マイルス・デイヴィス!ジャズ界の帝王ですね!じゃあ、そこから一気にスター街道まっしぐらですか!

ところがどっこい、当時のコルトレーンは悪習に溺れておってな。ライヴ中に居眠りをするなど態度が悪く、マイルスにクビにされてしまったんじゃ・・・。

えええっ!?帝王を怒らせちゃったんですか!?ダメダメじゃないですか・・・。

しかし、そこからが彼のすごいところじゃ。心を入れ替えて猛練習を重ね、奇才ピアニストのセロニアス・モンクのバンドに参加してメキメキと実力をつけていったんじゃ。

挫折からの復活!少年マンガみたいで熱いですね!

うむ。コルトレーンはとにかく練習の虫でな。寝る間も惜しんでサックスを吹き続け、指から血が出るほど練習したという逸話もあるくらいじゃ。

ひええ・・・ストイックすぎますね・・・。

その圧倒的な練習量から生まれたのが、「シーツ・オブ・サウンド(音の敷物)」と呼ばれるプレイスタイルじゃ。コード(和音)の隙間を埋め尽くすように、猛烈なスピードで音符を敷き詰めて吹く超絶技巧じゃよ。

音の敷物!なんだか圧倒されそうです!

絶対に聴くべき名曲・名盤3選

博士の話を聞いてたら、早く曲を聴きたくなってきました!初心者におすすめの名曲や名盤を教えてください!

よし、ではコルトレーンの歴史を語る上で欠かせない、特に重要な3枚のアルバムと、その中の名曲を紹介しよう。

Blue Train / ジョン・コルトレーン (1958)

まずはこれじゃ。ハード・バップの金字塔とも言える名盤で、タイトル曲の『Blue Train』は絶対聴いておくべきじゃな。

ブルー・トレイン・・・なんだか哀愁漂うかっこいいタイトルですね!

1957年に録音され、1958年にリリースされたアルバムじゃ。彼がリーダーとして名門の「ブルーノート・レーベル」に残した唯一の作品なんじゃよ。

唯一の作品なんですか!それは貴重ですね。

うむ。マイルス・バンドをクビになって、モンクの元で修行していた時期の録音なんじゃが、すでに彼独自のスタイルが確立されつつあるのがわかるぞ。

どんな曲調なんですか?

ブルージーで重厚なテーマから始まり、コルトレーンのテナー・サックスが力強く唸りを上げるんじゃ。トランペットのリー・モーガンや、トロンボーンのカーティス・フラーといった若き天才たちも参加しておって、彼らのソロの掛け合いも最高にクールじゃぞ。

管楽器が3本も入ってるんですね!それは豪華で聴き応えがありそうです!

Giant Steps / ジョン・コルトレーン (1960)

次は、1960年リリースの『Giant Steps』じゃ。

ジャイアント・ステップス!直訳すると「巨大な一歩」ですね!

その通り!このタイトル曲『Giant Steps』は、まさにジャズの歴史を大きく一歩進めた革命的な曲なんじゃ。「コルトレーン・チェンジ」と呼ばれる、ものすごいスピードで転調を繰り返す超難解なコード進行で作られておってな。

ええっ、そんなに難しいんですか!?

当時の凄腕ミュージシャンたちでさえ震え上がったと言われておる。レコーディングに参加したピアニストのトミー・フラナガンは、曲のテンポとコード展開があまりにも速すぎて、自分のソロパートで冷や汗をかきながらたどたどしく弾いてしまったという伝説が残っておるくらいじゃ。

プロのピアニストがパニックになるレベル・・・!コルトレーン、恐るべしですね・・・。

コルトレーン自身は、先ほど言った「シーツ・オブ・サウンド」を駆使して、その難解なコードの波をスイスイと乗りこなしておる。今でも世界中のサックス奏者にとって登竜門的な曲になっておるぞ。

ジャズ・ミュージシャンの挑戦心をくすぐるラスボスみたいな曲なんですね!ぜひその圧倒的なプレイを聴いてみたいです!

My Favorite Things / ジョン・コルトレーン (1961)

3枚目は何ですか?

1961年リリースの『My Favorite Things』じゃ!

あっ、マイ・フェイバリット・シングス!映画『サウンド・オブ・ミュージック』の「私のお気に入り」ですよね?「そうだ 京都、行こう。」のCM曲としても有名ですけど、コルトレーンも京都に行きたかったんですか?

そんなわけあるかい!コルトレーンは、この可愛らしいミュージカル曲を、ゴリゴリのジャズにアレンジして大ヒットさせたんじゃ。

へえー!あのワルツの曲がどうやってジャズになるんですか?

ここでコルトレーンは、当時ジャズでは珍しかったソプラノ・サックスを本格的に導入したんじゃ。実は、1960年のヨーロッパ・ツアー中に、あのマイルス・デイヴィスがコルトレーンにソプラノ・サックスをプレゼントしたと言われておるんじゃよ。

えっ!一度はクビにしたマイルスが!?ツンデレじゃないですか・・・!

うむ。マイルスもコルトレーンの才能を誰よりも認めておったからな。この曲では、ピアノのマッコイ・タイナー、ドラムのエルヴィン・ジョーンズらとともに、催眠術にかかるような不思議でエキゾチックなサウンドを生み出しておる。

テナー・サックスの力強い音とはまた違った、神秘的な魅力がありそうですね!

おわりに

いやー、ジョン・コルトレーン、知れば知るほどすごすぎますね!挫折からの復活、猛練習、そしてジャズの歴史を変える革命・・・!生誕100周年を機に、僕ももっと彼の音楽を聴き込んでみます!

うむうむ。今回紹介したのは、彼の偉大なキャリアのほんの一部に過ぎん。後年の1965年にリリースされた『A Love Supreme(至上の愛)』というアルバムでは、さらに精神的な深みへと到達し、まるで神に祈りを捧げるようなスピリチュアルな境地を開拓しておるんじゃ。

音楽で神に祈る・・・!もうジャズの枠を超えて、芸術の極みって感じですね!

コルトレーンの音楽は、聴くたびに新しい発見があり、魂を揺さぶられるんじゃ。「COLTRANE 100」の様々な企画を通じて、その圧倒的なエネルギーを体感してほしいのう!

皆さんも、ぜひこの機会にジョン・コルトレーンの名曲・名盤に触れてみてくださいね!

4コマ作者

502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
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