広告:この記事はプロモーションを含みます

ウォーキング・ベース【4コマ漫画付き記事】

JAZZ

どうも、ズワイガニです。

ジャズを聴いていると、必ずと言っていいほど耳に入ってくる「ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン」という低音のリズム。これは単なる伴奏ではなく、ジャズ特有のノリ(スウィング感)を生み出す心臓部とも言える重要なパートです。

今回は、ジャズならではのベースの演奏スタイル「ウォーキング・ベース」について、その役割や歴史、そして名盤を交えながら分かりやすく解説していきます!

〜記事に登場する人物〜
ズワイガニ
にわかジャズファン。この記事のライターで助手。元気が取り柄。


しったかJAZZ博士
しったかジャズファン。このブログの解説役である博士。知ったかぶりが取り柄。

スポンサーリンク

【4コマ漫画】ウォーキング・ベース

スポンサーリンク

ウォーキング・ベースとは

そもそも、ウォーキング・ベースって具体的にどういう弾き方のことなんですか?

簡単に言うと、1小節に4つの音符(4分音符)を均等に「ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン」と弾き続けるスタイルのことじゃ。ジャズの曲の多くはこの4ビートで進んでいくんじゃよ。

なるほど!それが「一定のペースで歩いている」ように聞こえるから、ウォーキング・ベースなんですね!

その通り。ただ、同じ音をずっと弾き続けるわけではないぞ。コード(和音)の進行に合わせて、音階をなめらかに繋いでいくんじゃ。階段を一段ずつ上ったり下りたりしながら、次の目的地(次のコード)に向かって歩いていくようなイメージじゃな。

へえ〜!リズムをキープしながら、メロディみたいに音程も変えていくなんて、ベースの人って頭フル回転ですね!

そうなんじゃよ。しかも、ウッド・ベースの弦はものすごく太くて硬いからな。それを指の力だけで、一曲まるまる、時には何時間も続くライヴで弾き続けるんじゃから、ベーシストの指先はマメだらけでカチカチなんじゃ。

ひえー!まさに体力勝負の肉体労働ですね・・・!

ジャズにおけるベースの役割

ジャズのバンドにおいて、ベースはまさに「大黒柱」なんじゃよ。

ベースって大黒柱なんですか!?ドラムと一緒にリズムを作るだけじゃないんですか?

もちろんドラムと共にリズムの土台を作る役割もあるが、それと同時に「ハーモニー(和音)の土台」も作っておるんじゃ。ベースが一番低い音でコードのルート(根音)や重要な音を弾いてくれるからこそ、ピアノやサックスが迷子にならずに自由にアドリブを吹けるんじゃよ。

なるほど!ベースがしっかり道を舗装してくれているから、他の楽器が気持ちよくドライブできるんですね!

上手い例えじゃ!さらに、ウォーキング・ベースのあの「ドゥン・ドゥン」という均等なリズムに、ドラムのシンバルが「チーチッキ、チーチッキ」と絡み合うことで、ジャズ特有の「スウィング感(横揺れのノリ)」が生まれるんじゃ。

あの思わず体を揺らしたくなるグルーヴは、ベースとドラムの合わせ技だったんですね!

ウォーキング・ベースの歴史と名手たち

そんな重要なウォーキング・ベースですが、ジャズが生まれた最初からあったんですか?

いやいや、初期のニューオーリンズ・ジャズなんかでは、チューバという金管楽器が「ズン・チャ、ズン・チャ」と2拍子(2ビート)で伴奏するのが主流じゃった。

最初はチューバだったんですか!それがどうして今みたいなウッド・ベースの4ビートになったんでしょうか?

1930年代のスウィング・ジャズの時代に、カウント・ベイシー楽団などで活躍したウォルター・ペイジというベーシストがおってな。彼が4ビートでなめらかに音を繋ぐ「ウォーキング・ベース」のスタイルを確立したと言われておるんじゃ。

ウォルター・ペイジさん!ジャズの歴史を変えた偉人ですね!

うむ。彼の「歩く」ベースラインのおかげで、ジャズはより滑らかでスウィングする音楽へと進化したんじゃ。その後、ビバップという時代になると、レイ・ブラウンやポール・チェンバースといった名手たちが登場し、さらに複雑で芸術的なベースラインへと進化していったんじゃよ。

名盤を聴いてみよう

博士、その名手たちのウォーキング・ベースが堪能できるアルバムを教えてください!

よしきた。まずはこれじゃ!

Night Train / The Oscar Peterson Trio (1963)

ピアノの巨匠オスカー・ピーターソンの名盤じゃ。ここでベースを弾いておるのが、先ほど名前を出したレイ・ブラウンじゃな。

おっ!レイ・ブラウンさんですね!

このアルバムのタイトル曲『Night Train』では、彼の太くて力強いウォーキング・ベースが、まるで夜行列車が力強く進んでいくかのようなグルーヴを生み出しておる。

列車の車輪の音みたいに「ドゥン・ドゥン」進んでいくんですね!

Bass on Top / Paul Chambers (1957)

もう一枚は、ポール・チェンバースのリーダー作じゃ。普段は縁の下の力持ちであるベースが、文字通り「トップ(主役)」に立ってメロディを弾いたり、弓弾き(アルコ)を披露したりと大活躍する名盤じゃよ。

ベースが主役!

ギターのケニー・バレル、ピアノのハンク・ジョーンズ、ドラムのアート・テイラーという豪華なメンバーをバックに、チェンバースの歌心あふれるベースが存分に味わえるぞ。ウォーキング・ベースの美しさも天下一品じゃ。

最高ですね!ベースの音がよく聞こえるように、今日はイヤホンじゃなくてスピーカーの前に正座して聴きます!

おわりに

さて、今回はウォーキング・ベースについて解説したが、どうじゃったかな?

いやー、今まで「低い音が鳴ってるな〜」くらいにしか思ってなかったんですが、ベースがジャズのリズムとハーモニーを支える大黒柱だってことがよく分かりました!これからはベースの動きを追いかけながら聴いてみます!

その意気じゃ。ベースラインを口ずさめるようになれば、立派なジャズファンじゃぞ。

ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン・・・あ、ちょっとベースを散歩に連れて行ってきますね!

だから、どこへ行く気じゃ!

4コマ作者

502
商業誌での受賞経験あり。
約1年間Web連載の漫画原作(ネーム担当)経験あり。
2019年よりフリーで活動中。
Xはこちら

タイトルとURLをコピーしました